
ここは、4ページ漫画を絵を描かずに描く方法をまとめているサイトです。
なぜ4ページかというと、SNSで投稿しやすいから。バズりたいんです。
SNS投稿用の4ページマンガに特化。それ以外の不要な難しいことは覚えない!
そういうコンセプトでやっています。
そんなあなたが、SNSでいいねをいっぱいもらうべく、4ページ漫画を作るには?
私自身、絵もかけないし、漫画も書いたことないド素人。
なので、私の描いた漫画に、いいねがたくさんつくようになったら、このサイトにも価値が出てくるというわけです。
こういうのを作っています。
↓
バリエーションはまだ少ないですが、とりあえず3つあります。
簡単なエッセイ漫画の描き方
kindleアンリミ本に書いてあったやりかた。ネタさえあれば、これでバズを狙えるかも。
あるある崩しで、SNSマンガを描く方法
共感・驚き・納得(オチ)で人は面白さを感じる!という仮説から作った、漫画の構成論。
パワーワードから展開するSNSマンガの描き方
つかみの「パワーワード」で1ページ読ませて、ページの最後で次のページへの「ヒキ」を作る方法。
キャラクター設定は「基本的にやらない」
本来、漫画のキャラクター設定をすることで、キャラクターに魅力が生まれるんですね。過去エピソードなどを語って、コイツはこういうやつだったんだ、こういう理由だったのか、と読者に納得してもらって、共感してもらう。
そして極論…キャラクターに魅力があれば、ストーリーは平凡でもけっこう読めてしまうし面白い!そういうインパクトがあるのがキャラクター設定なんです。
でもSNS向けの4Pマンガだと…。キャラクターの魅力を伝えてる間に話が終わりそうなので、登場人物は「普通の人」か、「ステレオタイプのわかりやすい人」にします。
「サラリーマン」「上昇志向のサラリーマン」「会社の管理職」みたいな感じ。「このキャラは山田さんと言って、妹が居て、過去にこんなエピソードが有り…」とかは考えません。
だって、そんなの4ページで語ってられないから!
少なくともね?SNSでフォロワー1桁台のときにやっても、読んでもらえないだろーと思います。逆に言うとフォロワーがある程度集まったら、しっかりキャラクター設定して長めのマンガを描くことでドーーン!と人気爆発することもあるかも知れません。
でも、まずは誰にも知られてなくて、ファンもいない前提で話を続けます。
4ページだから、キャラは2体くらいが限度だろうと思います。
キャラクター設定は「普通の人。」特徴はこれといってなく、読者に「あぁ、このタイプはこういうことしそう」と思ってもらえるようにします。
ちゃんとキャラクター設定やるなら、こういう感じになると思います。 ↓
関連)キャラクター設定
まあ、これは、フォロワーが増えてからの話ですね。
これは、「エッセイ漫画」「あるある崩し」「パワーワード展開」のどれかを選んで、テンプレ的に考えていきます。
セリフは最小限。
たとえば、「あるある崩し」だったら、以下を参考にして、
1コマ.あるあるシチュエーション
2コマ.読者がよそうできる展開
3コマ.誰かが驚いてる顔(か、読者が驚く絵)
ここで、次のページに移って、
2ページ目 オチ
とします。
良いオチを考えるには、なかなか時間がかかりますけど、なんだったら3コマまで書いて、いいオチがみつからなかったらいったん放置して、次のシチュエーションを3コマまで描くとかでもいいと思います。
あるあるネタは無限にありますからね。
SNS特化なので、1ページに2~3コマにします。で、2~5ページ。
4コマ漫画は、以外と4コマに収めるのが難しいことがあるので、3~5コマくらいの2ページ構成で始めるのが良さそうです。
当サイトでは、クリスタを使ってマンガを作っていくので、クリスタでのコマ割りの手順を解説。
コマの割り方も、ほぼ決め打ちにして、ここで悩まないようにします。
マンガ素材をコマに配置していきます。
当サイトのやり方だと、顔素材(AIのモノクロ線画)と体の素材(3Dデータ)を配置して、場合によっては背景の2D画像や3Dオブジェクトを配置。
なぜ、AIと3Dを組み合わせ?めんどくさいんじゃん?AIオンリーか3Dオンリーの方が楽なんじゃん?
実はこれには理由があります。
漫画の顔はモノクロ線画が一番良い。なぜなら、微妙な線のゆがみで言語化できないようなキャラクターの感情を伝えられるからです。3Dでは雑な感情しか伝わりませんし、AIはそもそも欲しい表情を出してくれません。(というか、一貫した同一キャラクターの異なる表情や角度を出すのも難易度が高い)
なので、キャラの顔は、AIで生成したキャラの3面図を素材化して、キャラの一貫性を保ちつつ、モノクロ線画にしています。表情のみを別途AIで作って合成したりもしています。
キャラの体は、AIではほぼムリで、同じ服がそもそも出せません。いや、試行回数増やすとかLoRAという仕組みを使うとかである程度対策できるのですが、「欲しい絵が出るまで繰り返す」ということに理不尽なほど時間かけないといけないんですね。それで結局狙った絵が出ることはなく、妥協してそれっぽい絵を選んで…という感じになります。
そういう絵ありきで漫画が影響されるってダメでしょ!なのでキャラクターの体は「服を着せた3D人間」をクリスタで線画化して、足りない線を手で描き足すことにしています。
ゆえに、顔はAIモノクロ線画、体も3Dベースのモノクロ線画にこだわっています。
カラーにしないのは、色情報をなくすことで、より伝えたい「感情」にフォーカスできるからです。
といわけで、最初は顔素材と3Dの体素材をどかどかと仮置きで配置していきます。
セリフをコマに配置して、フキダシとフキダシシッポ(誰が話しているか示す)を描いていきます。
SNSマンガなので、セリフはできるだけ絞って、絵で見せる感じにします。特に1ページは字が多すぎると(解説系マンガ以外は)読まれない確率が高くなります。
関連)クリスタ セリフを配置し、吹き出しを作る基本テクニックとコツ
作画っていうほどたいそうなことではないんですけど、仮置きしたキャラクターや素材に加筆修正していきます。
3Dはそのまんまだと浮くので、レンダリング設定を変えて2D絵っぽくして、服のシワを描き入れるとか、AIの顔素材の視線(というか黒目の位置)を調整するとかです。
SNSで見てもらえるレベルのクォリティを目指して、修正や加筆を行います。
例えば、当サイトでは人物の胴体は3DCGを流用しているのですが、そのままだとのっぺりするので服にシワを入れたり、輪郭線以外で必要な線をあとから書き加えたりします。
輪郭線を入りぬき線でトレースすることでも、けっこう見た目のクォリティが上がります。
上記は、首から下に「シワ」「輪郭線以外の必要な線を追加」「輪郭線を入りぬき線でトレース」したものです。
けっこうマンガっぽくなっていますよね。
あとは、自動陰影などで陰をつけて、立体感を出します。
場所を示したいコマや、白すぎて浮く…というコマに背景を描いていきます。
動きをつけたりとか、目立たせたいコマにエフェクトを入れます。
あとは、マンガを画像で出力して、SNSで投稿しましょう。
関連)クリスタで漫画の書き出し マンガイラストをファイルで投稿
これでマンガは完成です。
あとは、繰り返してマンガがうまくなっていくだけ!
SNSでの反応を見ながら、マンガに改良・改善をくわえていきましょう。
色々読んで、今のやりかたにアレンジしました。
まず、SNSでバズるマンガを公開したい!という原動力になったのがこの本。
漫画家庭教師なお先生~新人漫画賞を獲るための簡単ストーリー創作法~
作者のかたは、それほどビッグネームな方ではないのですが、「バズる漫画の型」とかを分析されていて、真似できそうな所が良いです。
読者はヨムナ(笑) 藤田和日郎
「うしおととら」「からくりサーカス」の藤田和日郎先生の解説本。絵についてはあまり触れておらず、キャラづくり、ネームづくりのノウハウが満載。
デビューを目指す漫画家が先生のアシスタントをしていて、編集者から色々言われて先生に相談する…というテイで解説されています。
これは、すごく参考になる。
「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦先生の解説本。キャラの作り方、ストーリーの作り方を解説。
そして、当サイトの方針の真逆ですが「絵がすべてを表現する」とおっしゃっています。
わかってる…わかってるんだけど…今回は絵に関する部分は、ほぼ捨てる方針で参考にしました。
鳥山明のヘタッピマンガ研究所 あなたも 漫画家になれる!かもしれないの巻
「ドラゴンボール」の鳥山明先生の解説本。ドラゴンボール以前のDr.スランプ時代に描かれたもので、キャラクターの見せ方、作り方、絵の描き方に言及した内容が多いです。
読者からの「ヘタッピマンガ」の添削も参考になる。
「アホガール」のヒロユキ先生の解説本。キャラの作り方、見せ方をかなり理詰めで追求して言語化して、そのうえ漫画になってるので読みやすい。
画作りに関する言及はほぼなしで、「自分自身からキャラを生み出す方法」「キャラの見せ方」などなど、すぐに真似できそうな理論が多数。
300ページのうち、コマ割りの基本の解説が50ページあって、残りが全部マンガ教室の生徒さんの添削。
でも理論をザーッと説明されるよりは、このコマ割りはこうすると良くなるっていうのをたくさん見せられたほうがわかりやすくていいのかも。
もう少し、すぐにパクれる実践的な技がまとめてあったら良かったな。
本格的な解説本のためか、お値段は高め。
amazonアンリミで無料で読めます。
有名な先生が書いたわけではないが、コマ割りのセオリーが凝縮されてる解説本。
当サイトの目指す雑トレース漫画でも必要と思われる、構図やコマの割り方、イマジナリーラインなどについて解説。
コマ割りについては、もうこれ1冊でいいんじゃん?
amazonアンリミで無料で読めます。
パースや透視図など背景に関する解説漫画。
当サイトの方針では不要…のはずだが、アイレベルの考え方は覚えておこうと思った。「なんか遠近感が変だな…」という状態を改善できる重要概念っぽい。
他にも色々役立ちそうなことが描いてあるけど、いったんアイレベルのとこだけ採用。