漫画のあるあるシチュエーションまとめ

漫画のあるあるシチュエーションまとめ

ショート漫画の「あるある崩し」のネタになりそうなシチュエーションと、読者が次に予想する展開をストックしています。

漫画のあるあるシチュエーション

SNS漫画を書くネタのための「漫画のあるあるシチュエーション」をまとめています。

 

  • 漫画でよく見るシチュエーションと読者が予想する次の展開
  • 出てくる人物が普通の人間
  • 起こるイベントを描くのにそこまで画力がいらない

 

を中心にまとめてます。

 

 

恋愛マンガのあるあるシチュエーション

 

曲がり角でぶつかる
シチュエーション: 主人公が急いでいて、パンをくわえながら走っていると、曲がり角でイケメン/美少女とぶつかる
想定される展開: お互いに謝り、その後学校で再会して同じクラスだと判明。次第に惹かれあっていく
よくあるオチ: 実は幼なじみで、小さい頃に「大人になったら結婚しよう」と約束していた相手だった

 

図書館での偶然
シチュエーション: 図書館で同じ本を手に取ろうとして手が触れ合う
想定される展開: お互い恥ずかしそうに手を引っ込める。その後、同じ趣味を持つことがわかり親密になる
よくあるオチ: 実は相手は学校一のモテ男/モテ女で、主人公だけが知らなかった

 

保健室での看病
シチュエーション: 体育の授業中に怪我をした主人公が保健室に運ばれるが、先生が不在
想定される展開: たまたま居合わせた異性のクラスメイトが看病してくれる
よくあるオチ: 看病してくれた相手は実は学校一の不良で、優しい一面を見せたことで噂になり大騒ぎに

 

突然の転校生
シチュエーション: イケメン/美少女の転校生が来て、主人公の隣の席になる
想定される展開: 最初は反発しあうが、次第に惹かれていく
よくあるオチ: 転校生は実は主人公を狙って意図的に転校してきた、裏の目的がある

 

幼なじみの再会
シチュエーション: 家が隣同士の幼なじみが、何年かの別離を経て再会する
想定される展開: 子供の頃とは違う姿に戸惑いながらも、昔の思い出を共有して親密になる
よくあるオチ: 幼なじみは性格が180度変わっていて、昔の約束を全く覚えていない

 

入れ替わり展開
シチュエーション: 何らかの理由で主人公と相手の身体が入れ替わる
想定される展開: お互いの生活を体験することで相手への理解が深まる
よくあるオチ: 予想外の第三者(ペットや食べ物など)と入れ替わっていた

 

雨宿り
シチュエーション: 突然の雨で、主人公が駅前の屋根の下で雨宿りしていると、好きな人/気になる人も同じ場所に来る
想定される展開: 二人きりの空間で会話が弾み、相手の新たな一面を知る
よくあるオチ: 実は相手は雨女/雨男で、デートのたびに雨が降ることが判明する

 

体育祭の騎馬戦
シチュエーション: 体育祭の騎馬戦で、主人公と好きな人/ライバルが対決することになる
想定される展開: 激しい攻防の末、どちらかが勝利して感情が高ぶる
よくあるオチ: 白熱した戦いの最中に二人とも転倒して保健室行き、そこで和解する

 

告白現場の目撃
シチュエーション: 主人公が好きな人に告白しようと思っていたら、その人が別の人に告白されているところを目撃してしまう
想定される展開: 主人公は傷ついて諦めようとするが、実は告白は断られていた
よくあるオチ: 告白していたのは主人公の親友で、実は主人公のために相手の気持ちを探っていた

 

水着回
シチュエーション: 夏の海やプール回で、普段見られない姿の相手を見て主人公がドキドキする
想定される展開: 水の中で溺れた振りをして助けてもらう、または助ける展開
よくあるオチ: 実は全員が同じことを考えていて、みんな溺れた振りをして大混乱になる

 

試験前の勉強会
シチュエーション: テスト前に成績優秀な相手に勉強を教えてもらうことになる
想定される展開: 二人きりの勉強会で距離が縮まる
よくあるオチ: 教えてくれた相手も実は苦手科目があり、主人公に助けを求めてくる

 

恋のライバル出現
シチュエーション: 突然、主人公の好きな人に積極的にアプローチする転校生や幼なじみが現れる
想定される展開: 主人公も負けじと積極的になり、三角関係の争いが始まる
よくあるオチ: ライバルは実は主人公のことが好きで、嫉妬させるために好きな人に近づいていた

 

文化の違い
シチュエーション: 外国からの転校生が日本の文化や習慣に戸惑う
想定される展開: 主人公が日本文化を教えながら親密になっていく
よくあるオチ: 実は転校生は日本文化に詳しく、わざと戸惑っていただけだった

 

病院のお見舞い
シチュエーション: 入院した相手のお見舞いに行くと、病室で二人きりになる
想定される展開: 普段言えない気持ちを伝えやすい雰囲気になる
よくあるオチ: 実は軽い風邪だったのに、主人公に会いたくて入院を長引かせていた

 

修学旅行の部屋割り
シチュエーション: 修学旅行で予想外の部屋割りになり、気になる相手と同室になる
想定される展開: 夜の談笑で互いの秘密を打ち明け合う
よくあるオチ: 実は担任の先生の策略で、仲良くなってほしいペアを意図的に同室にしていた

 

アクション漫画のあるあるシチュエーション

 

最終決戦
シチュエーション: 主人公とラスボスの最終決戦が始まる
想定される展開: 激しい戦いの末、主人公が勝利する
よくあるオチ: 「俺たちの戦いはこれからだ!」と言って物語が唐突に終了する

 

ミステリー漫画のあるあるシチュエーション

密室殺人事件
完全に密閉された部屋で殺人事件が発生する。
探偵が現場を綿密に調査し、不可能と思われる犯行方法を推理する。
意外な仕掛けや、予想外の人物の関与が明らかになる。

 

連続殺人事件
似たパターンで次々と殺人事件が起こる。
犯人の動機や被害者の共通点を探る捜査が進む。
一見無関係に見えた事件の背後に、大きな陰謀が隠されていた。

 

天才探偵の登場
常識外れの推理力を持つ探偵が事件に介入する。
探偵の奇抜な行動や推理が周囲を驚かせる。
探偵自身が事件の黒幕だった、または探偵の正体が意外な人物だった。

 

過去の未解決事件
何年も前の未解決事件が突如として再浮上する。
過去の証拠や証言を掘り起こし、新たな視点で捜査が進む。
過去の事件と現在の事件が密接に関連していた。

 

記憶喪失の主人公
主人公が記憶を失い、自分が事件に関与していた可能性に悩む。
断片的に戻る記憶と現実の状況が食い違う。
失われた記憶が事件の真相を解く鍵となる。

 

犯人による挑戦状
犯人から探偵や警察に挑戦状が届く。
挑戦状に隠された暗号や謎を解読する。
挑戦状自体が罠で、真の目的は別にあった。

 

双子の疑惑
容疑者に双子の兄弟や姉妹がいることが判明する。
アリバイの信憑性が揺らぎ、捜査が混乱する。
双子は実在せず、一人の人物が二役を演じていた。

 

閉鎖空間での事件
孤島や豪雪で孤立した山荘など、閉鎖された空間で事件が起こる。
限られた容疑者の中で疑心暗鬼が広がる。
外部からの侵入者が事件の真犯人だった。

 

偽装された事件
殺人事件に見せかけた自作自演の事件が起こる。
不自然な証拠や証言が次々と浮上する。
被害者が生きており、何らかの目的で死を偽装していた。

 

探偵の助手の活躍
探偵の助手が重要な発見をする。
助手の視点から事件の新たな側面が明らかになる。
助手の何気ない一言が事件解決の決定的なヒントとなる。

 

家族の秘密
主人公が自分の家族に隠された秘密を発見する。
秘密を追求するうちに、家族の過去が明らかになる。
秘密が家族の存続に関わる大きな陰謀だった。

 

仮面の人物
仮面を被った人物が事件に関与していることが判明する。
仮面の人物の正体を探る捜査が進む。
仮面の人物が、主人公の知り合いだった。

 

時計塔の謎
古い時計塔で奇妙な出来事が起こる。
時計塔の歴史や仕組みを調査する。
時計塔が事件の鍵を握っていた。

 

鏡の向こう側
鏡の向こう側に異世界や別の存在がいることが発覚する。
鏡の向こう側の世界を探索する。
鏡の向こう側が現実世界の未来だった。

 

死者のメッセージ
被害者が残したメッセージが事件の解決に繋がる。
メッセージの意味を解読する。
メッセージが被害者の意外な過去を示していた。

 

偽りのアイデンティティ
主人公の身元が偽造され、別人として生きていたことが発覚する。
真の身元を探すための捜査が進む。
偽りのアイデンティティが、過去の事件の被害者だった。

 

神秘的な能力
主人公が神秘的な能力を持っていることが発覚する。
能力の正体や起源を探る。
能力が事件解決の鍵だった。

 

消えた村
突然消えた村が事件の舞台となる。
村の消えた理由を探る。
村の消滅が、過去の悲劇的な出来事の結果だった。

 

死者の復活
死んだはずの人物が突然復活する。
復活の理由を探る。
復活が、別の世界からの干渉だった。

 

予言の書
古い書物に事件の予言が記されていたことが発覚する。
予言の内容を解読し、事件を防ごうとする。
予言が、過去の出来事を繰り返す循環の一部だった。

 

AIであるあるシチュエーションを調べる

AIチャットなどで、以下のようなプロンプトを入力して、あるあるシチュエーションを出力できます。

 

以下を調べて、10案出して

 

1.ミステリー漫画のあるあるシチュエーション
2.読者が予想できる次の展開
3.読者が予想する最終的なオチ

 

このとき、AIに「意外な展開」を考えさせても良さげなものが全然出てこないんですよね。

 

例えば、こんな感じでAIに聞いてみると…?

以下のオチの部分を、読者の予想を裏切る意外なものに変えて、面白い漫画のネタを10案作って

 

密室殺人事件
あるあるシチュエーション
完全に密閉された部屋で殺人事件が発生する。

 

予想される次の展開
探偵が現場を綿密に調査し、不可能と思われる犯行方法を推理する。

 

予想される最終的なオチ
意外な仕掛けや、予想外の人物の関与が明らかになる。

 

AIの出した答え:

未来からの犯行
犯人は未来からタイムトラベルしてきた被害者の子孫で、過去を変えるために殺人を実行した。

 

被害者の自作自演
被害者は実は生きており、自身の死を偽装して探偵の能力を試していた。探偵は被害者の長年のライバルだった。

 

幽霊の仕業
殺人は実際に幽霊によって引き起こされた超常現象だった。探偵は科学と超自然の境界に直面する。

 

AIの暴走
部屋を管理していたAIシステムが誤作動を起こし、意図せず被害者を殺害してしまった。

 

平行世界の干渉
密室は実は平行世界との接点で、殺人は別の世界の出来事が干渉した結果だった。

 

集団催眠
殺人は実際には起きておらず、部屋にいた全員が催眠状態で同じ幻覚を見ていた。

 

被害者の自然死
被害者は実は自然死であり、周囲の状況が偶然にも殺人に見えるように重なっていた。

 

未知の生物の関与
部屋に潜んでいた未知の微生物が被害者の体内に入り込み、予期せぬ反応を引き起こして死亡させた。

 

被害者の能力
被害者は実は瞬間移動能力を持っており、自ら密室から脱出して死んだように見せかけていた。

 

探偵の錯覚
探偵自身が無意識のうちに殺人を犯しており、自分の行動を忘れて調査していた。最後に自身の関与に気づく。

 

SF的な展開とか、宇宙人とか超能力とかが出てきて、まあ読者の予想は裏切るかも知れないけど、納得できないものを大量に出してきます。

 

最終的には「探偵が犯人だった」という推理もの最大のタブーまで出してくる始末です。

 

なので、意外な展開部分は「人間が適当に考える」ほうが、納得のいくものができると思います。

 

密室殺人の例だと、

  1. 完全に密閉された部屋で殺人事件が発生する。
  2. 探偵が現場を綿密に調査し、不可能と思われる犯行方法を推理する。

 

に続く予想外の展開は、こういうものがあるでしょう。(私が考えたもの)

  • 居間にあった死体が、目を離したスキにトイレに移動していた
  • もう一つの死体が、床下から発見される
  • 事件発生後、登場人物の顔が全員悪人顔になる
  • 現場に手を触れないで!と言いながら、「ところでハラが減りました」と、探偵が死体のある部屋で食事を取り始める
  • 死体の服が、何者かによって早着替えさせられている

 

など。「これは聞いたことない展開だな」と読者に思わせるのがポイントだと思います。

 

ここからは笑いの方向に持っていくのが楽でしょう。推理モノの枠内で、まったく新しい展開を考えるのはしんどすぎる。

 

そこで、上記の展開に納得の行く理由とオチを、人間が必死で考えると面白いネタが生まれるんじゃないでしょうか。

 

ひとつ作ってみましょう。

 

「死体の服が、何者かによって着替えさせられている」

 

「誰だ!これは死者への冒涜です!」と探偵
あのー…と死体が申し訳なさそうに話しはじめて「こんな格好で死ぬのちょっと嫌だなと思って…」
探偵がハッと気づく。
「なるほど…死体だってオシャレしたいというわけですな? 死体だけに」

 

死体の脈はないし、心臓も止まっている。

 

「相当な心残りのようですな…」
「犯人は誰か覚えていますか?」
「いえ、突然後ろから殴られたみたいで…」

 

「なっとくのできる服を着ないと、安らかに死ねないわけですか…」

 

登場人物全員で、「なら、納得のいく服をみんなで考えよう」ということになる。

 

「どういう服が好きなの?」
「スカート派?パンツ派?」

 

と話あい始める。

 

ところが、登場人物が提案する服はダサいものばかり。

 

「なんだかさ、死体さんともう少し話していたいなと思って…」
「私も…」

 

という空気。

 

そんななか、1人だけセンス抜群の提案をする者が居た。

 

探偵「君が犯人だな」

 

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なげぇ!

 

ちょっとおもしろそうな展開だけど、SNSまんがとしては、長すぎますね。

 

驚きの展開→次のコマでオチ、くらいのが良さそうです。