

ダイソーのデッサン人形をそのまま模写すると、脚の位置が本物の人体と違うため絵が崩れます。
ダイソーでデッサン人形を探すとき、おもちゃコーナーや文房具コーナーを端からのぞいて回った経験はないでしょうか。実は正解は「画材コーナー」です。
ダイソーのデッサン人形は、文具・画材コーナーの一角、アクリル絵の具や書道用品が並ぶ棚の近くに置かれていることが多いです。店舗によってはコーナーの端の方に1〜2個だけ立っていることも多いため、見落としやすい位置です。絵の具やキャンバスが見えたら、その近辺を丁寧に確認してみましょう。
なお、公式サイトのカテゴリ分類では「文具」に属しています。これは知っておくと探す手がかりになります。
ただし、注意が必要な点があります。ダイソーのデッサン人形はすべての店舗で常時販売されているわけではありません。小規模店舗には置いていないことも多く、中〜大型店舗を優先して訪れるのが確実です。
訪れる前に在庫を確認したい場合は、「DAISOアプリ」が有効です。全国約3,300店舗・約68,000商品の在庫状況を事前に調べられる公式アプリで、無料で利用できます。足を運ぶ前に在庫チェックするのが効率的ですね。
ダイソーの在庫確認は電話では受け付けていません。問い合わせ手段はアプリか直接来店のみということです。
在庫確認なしにそのまま遠くの店舗まで行ってしまうと、売り場に商品がなく往復の交通費と時間を無駄にするリスクがあります。特に電車や車での移動を検討しているなら、DAISOアプリで在庫ありを確認してから動くのが賢明です。
ダイソー公式:DAISOアプリで在庫検索する方法(iOS・Android対応)
「デッサン人形って高い画材屋でしか買えない」というイメージを持っていた人には、ダイソーの価格は驚きです。
ダイソーのデッサン人形の正式名称は「デッサン用人形(20cm)」で、税込330円で販売されています。これは100円均一の商品ではなく、300円商品(税別)です。材質は木製で、生産国は中国。JAN코드は「4549131625950」です。
サイズは20cm。これはだいたいハガキの縦幅(約14.8cm)より少し大きく、A5用紙(約21cm)とほぼ同じ高さのイメージです。手のひらよりやや大きく、デスク上に立てて使うのに適したサイズ感です。
可動する箇所は14か所あります。具体的には肩・ひじ・手首・腰・脚の付け根・膝・足首など主要関節が動きます。肩・ひじ・手首・腰・足首はそれぞれ360度回転が可能です。膝は前後に最大180度まで曲げることができます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | デッサン用人形(20cm) |
| 価格 | 300円(税込330円) |
| 材質 | 木製 |
| 高さ | 約20cm(パッケージサイズ:5.7×5.7×22cm) |
| 可動箇所 | 14か所 |
| 生産国 | 中国 |
| 販売カテゴリ | 文具(画材コーナー) |
| 在庫確認 | DAISOアプリで検索可能 |
内部は針金でできたバネが各関節を固定する構造で、330円にしてはしっかりとした造りです。軽量なため持ち運びにも便利で、外出先でのスケッチにも活用できます。
つまり「330円・14関節・20cm木製」が基本スペックです。
画材専門店では同等サイズの木製デッサン人形でも1,000〜3,000円前後のものが多く、330円という価格は初めて試すにはリスクが低い選択と言えます。「まずデッサン人形を試してみたい」という段階では、コスト面でのハードルを大きく下げてくれる一品です。
ここが最も重要な話です。
ダイソーのデッサン人形を購入して、そのままポーズを取らせてそれを模写する練習をしていると、人体の構造を誤って覚えてしまうリスクがあります。これは木製デッサン人形全般に共通する構造上の問題です。
最も大きな問題点は「脚の付け根の位置」です。木製のデッサン人形では、脚が骨盤の真下から生えているように見えます。しかし実際の人体では、脚は骨盤(腰)の真横から動く構造になっています。側面から見ると違いが一目瞭然で、デッサン人形のままに描くと不自然な立ち姿になってしまいます。
もう一点が「肩の可動域」の問題です。人間の肩はとても可動域が広く、腕を真上に上げると顔と肩の距離が縮まり、耳のすぐ横に腕が来るほどです。ところが木製デッサン人形で腕を上げても肩が連動して上がらないため、腕と顔の間に不自然な隙間ができてしまいます。
この状態で練習を続けると、「腕を上げているのに肩が下がった状態」を正しいポーズとして覚えてしまい、描く絵が固くなる原因になります。
初心者がこのデメリットに気づかず練習し続けると、修正に余分な時間がかかります。時間的なロスが生じるということです。
対策は意外とシンプルです。「デッサン人形はあくまでポーズの大まかな方向性の参考」と位置づけ、脚と肩の位置については頭の中で人体の正しい構造に補正して描くようにしましょう。イラスト学習サイトのPalmieやYouTubeチャンネル「アニメ私塾」では、この補正方法を含めた人体構造の解説動画が無料で公開されているので、一度確認しておくだけで上達スピードが変わります。
Palmie(パルミー):3Dデッサン人形の使い方と正しいポーズ参考の活用法
330円のダイソー品がすべての人に最適というわけではありません。
ダイソーのデッサン人形が向いている人の条件を整理すると、主に3つあります。まず「これからデッサン人形を初めて試してみたい」という初体験層です。高価なフィギュア型を購入して使いこなせなかった場合のコスト損失がゼロに近いため、試し買いとしての価値は高いです。次に「立体感・奥行きの把握が苦手」という人です。木製デッサン人形は光と影の落ち方・体の凸凹の把握には役立ちます。そして「インテリアとしても飾りたい」という人にも向いています。木の温もりがあるため、デスクに置いてもおしゃれに見えます。
一方で向いていない人もいます。「可動域が広い複雑なアクションポーズを描きたい」場合や、「筋肉・脂肪の質感まで参考にしたい」場合には、ダイソー品では力不足です。
本格的にポーズ参考として使いたい場合は、フィギュア型の可動モデルが選択肢に入ります。代表的なのが「S.H.フィギュアーツ ボディくん・ボディちゃん」シリーズで、価格は約4,000〜6,000円ほどです。ダイソー品の10〜18倍の価格差がありますが、可動域は人体に近く、肩・股関節の動きが自然なため「描いた絵が固くなる」リスクを大きく減らせます。
入門ならダイソーで、本格化したらフィギュア型、が原則です。
また、デジタルで漫画を描いている人には「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」に標準搭載されている3Dデッサン人形機能も選択肢に挙げられます。ソフト内で自由にポーズをつけられ、角度変更も自在です。クリスタの3D機能は追加費用なしで使えるため、デジタル環境がある人にとっては実物のデッサン人形が不要になるケースもあります。
デッサン人形を買っただけで終わってしまう人は少なくありません。これでは330円も時間も無駄になります。
漫画・イラスト上達に向けてデッサン人形を使う方法は、大きく3つのステップで考えると整理しやすいです。
ステップ1:ポーズを取らせて「アタリ」を描く練習
デッサン人形にポーズを取らせ、そのシルエットを簡単な丸・四角・線(アタリ)として描き写します。細部を描くのではなく、重心の位置・肩と腰のライン・関節の角度だけを意識するのがポイントです。1ポーズあたり5分以内で描き、毎日5〜10ポーズこなすクロッキー練習として活用するのが効果的です。
ステップ2:「立体感」の把握に使う
机の上にデッサン人形を置き、真正面・横・斜め45度など、さまざまな角度から眺めます。平面のイラストを描く際に「このポーズを別の角度から見たらどう見えるか」を把握する訓練に使えます。奥行きの感覚はデッサン人形があると格段に理解しやすいです。
ステップ3:「脚・肩の補正」を意識しながら描く
前項で説明した通り、木製デッサン人形の脚の付け根位置と肩の連動は実際の人体と異なります。デッサン人形を参考にしながら、「脚は骨盤の横から生える」「腕を上げると肩も上がる」という補正を頭の中で加えて描く練習をしましょう。
これが使いこなしのコツです。
デッサン人形だけに頼るのではなく、同時に人体構造の参考書や解説動画を組み合わせると上達効率が上がります。たとえば「スカルプターのための美術解剖学」(オーム社)はプロのイラストレーターや漫画家にも広く使われている人体解剖書で、筋肉・骨の位置関係をビジュアルで学べます。デッサン人形で「ポーズのイメージ」をつかみつつ、参考書で「構造の正確さ」を補う組み合わせが最も効率的な学習パターンです。
デッサン人形はあくまでポーズの補助ツールです。毎日の模写練習や参考書と組み合わせて初めて効果が出ます。
デジタルハリウッド系列YOANI:絵が上手くなる方法10選・デッサン人形の活用法も解説

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