

セザンヌのクリアマスカラを「コーティング剤」として毎日使うと、まつ毛パーマのカールが逆に早く落ちることがある。
見た目はどちらも透明で、ブラシ形状もよく似ています。しかし、この2つは目的がまったく異なるアイテムです。
まず、まつ毛コーティング剤は「まつ毛パーマやマツエクを長持ちさせること」を主な目的として設計されています。粘度が高めに作られており、まつ毛の表面を薄い保護膜で覆ってカールをキープしたり、外部の湿気・摩擦・皮脂からまつ毛を守る役割を担います。美容液成分を含むタイプも多く、ケア目的でも使えます。つまり「まつ毛を守る・持続させる」のがコーティング剤です。
一方でクリアマスカラは「まつ毛のスタイリングアイテム」です。保湿や保護成分はあまり多くなく、毛流れを整えてナチュラルな仕上がりを作ることを目的としています。コーティング剤より粘度が低い傾向があり、束感を作る力も限定的です。
この違いが重要です。クリアマスカラをコーティング剤代わりに毎日使い続けると、まつ毛パーマのカールが十分に保護されず、想定より早く形が崩れてしまうことがあります。
セザンヌのブランドには現在、大きく分けて2つのアイテムが存在します。1つ目は「クリア マスカラR(税込440円)」で、透明タイプのスタイリング用マスカラです。2つ目は「グロウコートマスカラ(税込660円)」で、コーティング機能・カール下地・トップコートの3役をこなします。どちらを選ぶかで、まつ毛の仕上がりと持続力が大きく変わります。
参考リンクは以下のとおりです。コーティング剤とクリアマスカラの役割の違いについて、サロン目線で詳しく解説されています。
クリアマスカラとコーティング剤の違い【アイラッシュサロンブログ】
セザンヌのグロウコートマスカラは、660円というプチプラながら1本で3役こなせる優秀なアイテムです。使い方を知っているかどうかで、仕上がりの差が出ます。
まず「クリアマスカラとして単体で使う」方法があります。ビューラーでカールをつけた後に根元から毛先に向かってとかすように塗ると、透明のジェルベースがまつ毛をコーティングし、濡れツヤ感のある自然な仕上がりになります。色が透明なのでナチュラルメイクにもなじみ、校則が厳しい学生や、職場でのデイリーメイクにも対応できます。これは便利ですね。
次に「マスカラの下地として使う」方法です。グロウコートマスカラを最初に塗り、30秒ほど乾燥させてからお手持ちのマスカラを重ねると、カールキープ力が格段にアップします。コームが極細ダブルコーム形状になっているため、ダマになりにくく、まつ毛一本一本をセパレートしながら仕上げられます。
3つ目は「マスカラのトップコートとして使う」方法です。お手持ちのマスカラが乾いた後、グロウコートマスカラを毛先を中心に軽くひとなでします。乾く前にピンセットで毛先を数本ずつ束ねると、トレンドの束感まつ毛が完成します。使い方は状況に合わせて選べばOKです。
なお、まつ毛パーマ後やマツエク後にコーティング剤として使う場合は、施術から24時間が経過してから塗布するのが基本です。施術直後はキューティクルが開いており、成分の影響を受けやすい状態になっているためです。
グロウコートマスカラ公式ページ【CEZANNE/セザンヌ化粧品】
まつ毛パーマとマツエク、それぞれに使う際の注意点が異なります。ここを間違えると、施術代(通常3,000円〜8,000円程度)が無駄になりかねません。
まつ毛パーマ後にセザンヌのグロウコートマスカラを使う場合は、比較的問題が少ないとされています。ウォータープルーフタイプ(01 シアーブラック)はカールキープ力が高く、湿気でカールが崩れやすい梅雨の季節や夏にも効果的です。一方、00(クリア)はウォータープルーフではないため、汗や涙に弱い点に注意が必要です。
マツエクへの使用では注意が増えます。セザンヌのクリアマスカラRはウォータープルーフではないため、マツエクに使えないことはありませんが、アイリストによっては「クリアマスカラはグルーとの相性が悪く、モチが落ちる」と指摘するケースもあります。根元にコーティング剤が付くとクレンジングが必要になり、その際の摩擦がマツエクを傷める原因になります。マツエクに使う場合は根元を避けて毛先中心に使用し、可能であれば専用のマツエク用コーティング剤(フェニックスアイ コーティングリキッドなど)を選ぶのが安心です。
| 施術の種類 | セザンヌの使用可否 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| まつ毛パーマ | ◎ おすすめ | 施術24時間後から毎朝使用 |
| マツエク | △ 注意が必要 | 毛先中心・根元を避ける |
| 自まつ毛(すっぴん) | ◎ 問題なし | 下地・スタイリングとして |
根元への塗りすぎは目に入るリスクもあるため、まつ毛の中間から毛先にかけてが安全な塗布範囲です。これが基本です。
まつ毛パーマにおすすめのコーティング剤5選【選び方も解説 / ロレインブロウ】
コーティング剤の効果を最大限に引き出すには、塗り方と使用頻度の両方を意識することが大切です。
理想の使用頻度は朝晩の1日2回です。朝はカールキープを目的として仕上げに使い、夜はスキンケア後の清潔な状態でケア目的として使います。ただし、塗りすぎはまつ毛が重くなりカールが下がる原因にもなります。朝は「仕上げとして最小限」、夜は「ケアとして薄く」が合言葉です。
塗り方の手順を整理します。
グロウコートマスカラのブラシは「極細ダブルコーム形状」になっており、短い歯と長い歯が組み合わさっています。このブラシの特徴を活かすことで、ピンセットを使わなくてもサロン仕上げのような束感が自宅で再現できます。これは使えそうです。
夜のケアとして使う場合は、まつ毛美容液(セザンヌのまつげ美容液EX/440円程度)と組み合わせると、コーティングによる保護と栄養補給を同時に行えます。コーティング剤だけでは栄養補給の効果は限定的なため、まつ毛の強化を目的とする場合は美容液との併用が効果的です。
漫画を描く方にとって、セザンヌのコーティング剤が生み出す「目元の表現」はキャラクターデザインの参考になります。少し変わった視点ですが、実際のまつ毛の状態を知ることで、より説得力のある目元の描写が可能になります。
コーティング剤を塗った後のまつ毛には、主に3つの視覚的特徴が生まれます。1つ目は「濡れツヤ感」です。グロウコートマスカラの透明ジェルベースは、まつ毛を艶のある状態にコーティングします。漫画で言えば、目のハイライトをまつ毛にも入れた「濡れたような光沢」の表現がこれにあたります。2つ目は「束感」です。数本がまとまった束になっている状態は、少女漫画・BL・イラストで好まれる「繊細でリアルなまつ毛」の描き方そのものです。3つ目は「根元の立ち上がり」で、カールがしっかりと根元から始まっているように見える状態です。
| まつ毛の状態 | 漫画での表現例 |
|---|---|
| コーティング後の濡れツヤ感 | まつ毛にも小さいハイライトを1〜2点入れる |
| 束感まつ毛 | 3〜5本を1束として描き、束と束の間にすき間を作る |
| 根元からの立ち上がり | まぶたの際から曲線をしっかり立ち上げてから弧を描く |
実際にセザンヌのグロウコートマスカラを購入して自分のまつ毛に使ってみることで、「コーティング後の視覚的変化」を直接観察できます。660円という価格なので、資料集めとして試すにもハードルが低いです。描きたいキャラクターの目元が「自然系」なのか「盛り系」なのかによって、束の太さや光沢の量を調整する際のリアリティが増します。
漫画やイラストの目元は、実際のメイク知識と直結しています。リアルなまつ毛の仕上がりを知っていれば、描写に迷いがなくなります。まつ毛コーティング後の「存在感がありながら自然に見える目元」は、多くの漫画キャラが体現している表現です。実物を一度観察しておくと、線の入れ方や密度感の参考になります。