鎖骨ピアスの名前と種類を漫画キャラに活かす完全ガイド

鎖骨ピアスの名前と種類を漫画キャラに活かす完全ガイド

鎖骨ピアスには「マディソン」「チェスト」「クラヴィクル」など複数の名前があります。漫画キャラを描くとき、どの部位名を使えばリアルに表現できるのでしょう?

鎖骨ピアスの名前・種類を漫画キャラに活かす方法

鎖骨ピアスをキャラクターに描いたとき、「なんか名前がよくわからなくて、なんとなく描いた」で終わっていませんか。


この記事のポイント
💡
鎖骨ピアスには4種類以上の正式名称がある

「マディソン」「チェスト(クラヴィクル)」「クリベッチ(スターナム)」など、開ける位置によって名前が変わります。キャラ設定に正確な名前を使うと解像度が上がります。

✏️
ピアスの形状(バーベルの種類)を知ると描写が変わる

バナナバーベル・サーフェイスバーベル・マイクロダーマルの違いを知ると、胸元のシルエットが正確に描けます。「2つのキャッチが並ぶ見た目」の理由も理解できます。

⚠️
鎖骨ピアスは「排除されやすい」という現実がキャラに深みを与える

サーフェイスピアッシングは体が異物として押し出そうとする「排除」が起きやすく、排除痕が残ります。この事実を知ると、ストーリーや設定に説得力が生まれます。


鎖骨ピアスの「マディソン」「チェスト」「クラヴィクル」の位置の違い

漫画でキャラクターの元に鎖骨ピアスを描くとき、「なんとなく鎖骨あたり」と考えてしまいがちです。しかし実際には、鎖骨まわりのピアスには位置によって異なる名前がついています。この違いを把握しておくと、キャラ設定の説明台詞やプロフィール欄に正確な名称が使えます。


まず最もよく検索される「マディソン(Madison)」は、首の付け根・頸骨上窩(けいこつじょうか)と呼ばれる部分に水平に開けるピアスです。つまり左右の鎖骨の間の、首の下のくぼみ部分に横向きで入れるスタイルです。名前の由来は「最初に開けた人物の名前」とされています。


次に「チェスト(Chest)」は、デコルテ全体、首元から胸元にかけての広い範囲を指します。そして「クラヴィクル(Clavicle)」は鎖骨の上下ラインに沿って開けるスタイルで、日本のSNSでは「鎖骨ピアス」と表記されることが多い部位です。なお、英語圏のInstagramでは "clavicle piercing" と表記される一方、日本国内では「チェストピアス」か「鎖骨ピアス」という呼び方が定着しています。


さらに胸の谷間に開けるスタイルは、女性の場合「クリベッチ(Cleavage)」、男性の場合「スターナム(Sternum)」と区別されます。


以下の表にまとめると理解しやすくなります。


































名称 位置 特徴
マディソン 首の付け根・左右の鎖骨の間 Tシャツからでも見えやすい
チェスト デコルテ全体(首元〜胸元) 広い範囲の総称として使われる
クラヴィクル 鎖骨の上下ライン 日本では「鎖骨ピアス」と呼ばれる
クリベッチ / スターナム 胸の谷間 女性:クリベッチ、男性:スターナム
ヴァンパイア(ネック) 首筋〜肩の間 吸血鬼に噛まれた跡に見立てた名称


「鎖骨ピアス」という言葉はこれらすべての総称として使われることもありますが、厳密にはそれぞれ位置が異なります。位置の違いが基本です。


参考:鎖骨まわりのピアス名称を詳しく解説している専門情報サイト


鎖骨ピアスとは?開け方や痛み・クラヴィクルの排除痕について|ボディピアス凛


鎖骨ピアスに使われるバーベルの種類と漫画での描き分け方

漫画でピアスを描くとき、形状を正しく知らないと「なんか金属が刺さってる感じ」になりがちです。鎖骨まわりのピアスに使われるアクセサリーは主に3種類あり、それぞれシルエットが大きく異なります。


最もよく使われるのが「バナナバーベル」です。名前の通りバナナのように緩くカーブした金属の棒で、両端にボール状のキャッチがついています。横向きに入れると皮膚の表面に2つのキャッチが見え、これが「鎖骨に2つの点が並ぶ」定番のビジュアルです。マンガや漫画で鎖骨ピアスを描くとき、多くの場合このバナナバーベルのシルエットが参考になります。


次に「サーフェイスバーベル」は、コの字(⊓形)に曲がったバーベルで、平らな皮膚に沿うよう設計されています。バナナバーベルより引っかかりが少ないとされており、キャラクターをより洗練して見せたい場面では、フラットなサーフェイスバーベルを意識して描くとリアリティが増します。


そして「マイクロダーマル(アンカー)」は皮膚の下にアンカーを埋め込み、表面にトップ(キャッチ)だけが出るタイプです。1点だけ宝石が皮膚から生えているように見えるのが特徴で、ドレスアップしたキャラクターや上品な印象のキャラクターに向いています。ただし取扱店が少なく、トップを失くすと替えが入手しにくいという実態もあります。


これは使えそうです。キャラクターの性格に合わせてバーベルの種類を変えるだけで、ピアスの雰囲気が変わります。



  • 🔩 バナナバーベル:キャッチが2個並んで見える王道スタイル。ストリート系・ヴィジュアル系キャラに最適

  • 📐 サーフェイスバーベル(コの字型):フラットで洗練されたシルエット。クールキャラ・上級者設定に

  • 💎 マイクロダーマル:宝石1点が皮膚から浮かぶミニマルなスタイル。ファッション系・エレガント系キャラに


参考:バーベルの種類や鎖骨ピアスの開け方を詳しく解説している情報ページ


鎖骨ピアスって?開け方やアフターケアについて解説!|ROQUE


鎖骨ピアスの「排除」という概念をキャラ設定に活かす

鎖骨ピアス(サーフェイスピアッシング)で最も重要な概念が「排除(Rejection)」です。排除とは、体がピアスを異物として認識し、外へ押し出そうとする生理反応のことです。これを知らずにキャラクターを描くと、「長年鎖骨ピアスをつけ続けているキャラ」という設定が現実からかけ離れてしまいます。


排除が起きると、ピアスのシャフト(棒の部分)が少しずつ表面に浮き出てきます。そのまま放置すると皮膚がV字に裂けてピアスが抜け落ち、赤茶色の色素沈着した痕が残ります。これが「排除痕(はいじょこん)」です。鎖骨付近の薄い皮膚は色素沈着が起きやすく、一生消えない可能性もあるとされています。


実際のところ、鎖骨ピアスを数年以上保ち続けることは難しく、「いずれ外すことになるピアス」「痕が残りやすいピアス」と理解した上で開ける人がほとんどです。これはキャラクターに深みを与える要素になります。


たとえば、「かつてマディソンを開けていたが排除されて消えた。その排除痕が残っている」というキャラクターの過去設定はリアリティがあります。あるいは「服を引っかけて炎症を起こしてしまったことがある」という日常シーンも、鎖骨ピアスというアイテムならではのエピソードです。


排除痕を「勲章」のように解釈するサブカルチャーも実際に存在し、ヴァンパイアピアスの場合は排除痕が「噛まれた跡」として意図的に好まれることもあります。キャラクターに物語を乗せる上で非常に有効な知識です。


排除に関するリスクを知ることで、漫画表現に説得力が生まれます。


参考:排除についての詳しい解説と実際の事例


マディソンピアスの開け方!痛みや排除、鎖骨ピアスとの違いとは?|ボディピアス凛


鎖骨ピアスのキャラ設定に使えるリアルな周辺情報

「鎖骨ピアスをしているキャラ」をより立体的に描くためには、ピアスの名称だけでなく、実際の生活上の知識も役立ちます。現実に鎖骨ピアスを開けている人たちが直面する「あるある」を知ることで、キャラクターのリアルな日常シーンが描けるようになります。


まず服装との相性の問題があります。鎖骨まわりのサーフェイスピアスは、タートルネックや衿の高いシャツを着る際に引っかかりやすいです。シャツの着脱だけで炎症が起きることもあり、日常の何気ない動作でキャラクターが顔をしかめるシーンにリアリティが出ます。夏場は汗でホールが炎症を起こしやすいという事情もあります。


次に就寝時の問題もあります。マディソンのような首元のピアスは、横向きで寝るだけで突っ張るような痛みを感じることがあります。痛みは個人差があるものの、開けてから5日前後は続くとされています。「寝づらくてしょうがない」というセリフはキャラクターの人間らしさを出す材料になります。


また、ファーストピアスの内径サイズについては、鎖骨ラインに沿って開ける場合は12〜16mm程度が多く使われます。キャラクターが「内径16mmのバナナバーベル使ってる」と言うだけで、詳しい読者へのリアリティが格段に上がります。


さらに、アフターケアとして防水フィルムを貼るという習慣があります。シャワー後に透明な防水フィルムをピアス部分に貼る姿は、キャラクターの日常シーンとして絵になります。バスルームのシーンで細かく描き込むと、「この子はちゃんとピアスのケアをしている」という生活感が出ます。



  • 👕 服の着脱:タートルネックや衿付きシャツでの引っかかり → 顔をしかめるシーンに

  • 😴 就寝時:横向き寝で突っ張る痛み → 「寝られない」という台詞に

  • 📏 内径サイズ:12〜16mm程度が多い → 数字を会話に入れるとリアリティUP

  • 🩹 防水フィルム:シャワー後に貼る → バスシーンの生活感描写に


これらは「知ってると得する」細かい知識です。


漫画キャラの個性を決める!鎖骨ピアス周辺の部位名と組み合わせ表現

鎖骨ピアスだけでなく、その周辺の部位と組み合わせることで、キャラクターのピアスコーデに個性が生まれます。現実のボディピアス文化では、複数の部位を組み合わせるスタイルが多く、漫画でも「鎖骨ピアス×首のピアス」のように重ねると一気にキャラが立ちます。


首筋に開ける「ヴァンパイア(ネック)」は、吸血鬼に噛まれた跡のように見えるスタイルで、ヴィジュアル系やゴシック系のバンドマンキャラに非常によく合います。排除痕を「ヴァンパイアキス」と呼ぶ文化もあり、痕をデザインとして受け入れるアティチュードはそのままキャラクターの価値観に転用できます。


首の後ろに縦または横に開ける「ネイプ(Nape)」は、ロングヘアのキャラクターがアップヘアにした瞬間にピアスが見えるという演出が可能です。「普段は隠れているが、髪を上げた瞬間にドキッとさせる」という展開は漫画的に映えます。


また、コルセットピアスというスタイルもあります。首・腰・背中などに複数のCBR(キャプティブビーズリング)を連続して開け、リボンを通して結ぶスタイルです。完成した姿は芸術的で、コスプレやファンタジー系キャラクターの衣装描写にインスピレーションを与えてくれます。



  • 🧛 ヴァンパイア(ネック):首筋のピアス。ゴシック・ヴィジュアル系キャラに。排除痕=「ヴァンパイアキス」という概念も活用可能

  • 💇 ネイプ:首の後ろ。アップヘア解除シーンで映える「隠れピアス」描写に最適

  • 🎀 コルセットピアス:複数CBRにリボンを通すスタイル。ファンタジー・演劇系キャラの衣装描写にインスピレーション源として

  • 💫 クリベッチ(スターナム):胸の谷間。マイクロダーマルで宝石を「埋め込んだ」表現がエレガント


組み合わせで考えることが重要です。マディソン単体より、「マディソン+ヴァンパイア」「クラヴィクル+クリベッチ」のようにエリアでまとめると、キャラのピアスが「計画的なスタイル」に見えます。


参考:珍しい部位のボディピアス名称を網羅した専門情報ページ


体に開ける珍しいボディピアスの名前紹介【上級者向け】|ボディピアス凛