

セルフでピアスを開けると、病院での治療費が穴あけ費用の10倍以上かかることがあります。
ピアスの穴あけは、皮膚に傷をつける行為であるため、法律上「医療行為」に分類されます。自分自身でセルフピアッシングをする場合は違法にはなりませんが、医師のいないスタジオやショップで他者に開けてもらうことは医師法違反になります。これが基本です。
漫画を描いている人の中には、キャラクターの参考にしたくてピアスを実際に体験してみたい、あるいは自分自身のオシャレとしてピアスデビューを考えている方も多いでしょう。そこで気になるのが「病院とセルフ、どちらがいいの?」という疑問です。
セルフでは市販のピアッサーが1,000〜2,000円程度で入手できます。しかし病院で開けた場合との最大の違いは「トラブル時の安全網があるかどうか」です。医療機関での施術では、完全に滅菌された医療用器具を使うため、感染リスクを大幅に抑えられます。
実際、医療法人あきおか形成外科の公表データによると、ピアスのトラブルは10人中1人程度の割合で起こるとされています。腫れ・化膿・滲出液などが主なトラブルです。セルフの場合、化膿してしまうと皮膚科での治療費が別途かかり、場合によっては抗生剤の処方や処置料を含めて合計1万円以上になることもあります。穴あけ費用より治療費の方が高くなるケースも少なくありません。
つまり、最初から医療機関で開けることが、健康面でも経済面でも合理的な選択です。
ピアストラブルの発生割合について(医療法人あきおか形成外科)
また、軟骨ピアスに関しては特に注意が必要です。軟骨は血流が少なく、感染が起きた場合に耳軟骨が壊死するリスクや、最悪の場合、敗血症を引き起こす可能性もゼロではありません。それが条件です。軟骨を希望する場合は必ず医療機関で行いましょう。
彦根市内と近隣エリアには、ピアスの穴あけに対応した医療機関がいくつかあります。それぞれの特徴と料金を整理しておきましょう。
🏥 ふくなが皮膚科(彦根市)
彦根市にある女性専門医による皮膚科専門クリニックです。純チタン製ファーストピアスを使用しており、金属アレルギーへの対応が万全な点が特徴です。一般的なクリニックで使われる「軸だけステンレス製」のピアスとは異なり、患者の肌に触れる部分がすべて純チタン製という徹底ぶりです。これは使えそうです。
| 項目 | 内容 |
|------|------|
| 施術料金(1箇所) | 4,950円(税込)|
| 施術料金(2箇所同時) | 8,800円(税込)|
| 対応部位 | トラガス・アウターコンク・ヘリックス・イヤーロブ(同料金) |
| 予約方法 | 当日来院(受付にて当日処置専用の順番で対応) |
| 備考 | 自費初診料2,200円・再診料550円別途。20歳未満は保護者同伴または同意書必要 |
名神高速道路・彦根ICより約3kmとアクセスも比較的良好です。
🏥 しらいし耳鼻咽喉科(彦根市)
麻酔をしてから施術を行う点が特徴的な耳鼻咽喉科クリニックです。痛みへの配慮が手厚く、痛みが心配な方にとって安心できる選択肢です。ピアッサー(ピアス開孔器)を使用するため、ニードルでの施術には対応していませんが、ポリカーボネート製・シルバーボール・ダイヤモンド風など複数タイプのピアッサーを用意しています。
| 項目 | 内容 |
|------|------|
| ピアスホール作成(1孔) | 2,000円(税込)|
| ピアッサー(1個) | 1,200円(税込)|
| 消毒用ジェル(1個) | 750円(税込)|
| 対象 | 高校生以上(高校生は保護者承諾必要)|
🏥 彦根中央病院(彦根市)
地域の中核病院として知られる彦根中央病院の形成外科でも、ピアス施術に対応しています。大手病院の形成外科で施術を受けられるという安心感は大きいです。料金の詳細は公式サイトの形成外科ページで確認できます。
🏥 友仁山崎病院(彦根市・南彦根駅近く)
南彦根駅を最寄りとするこちらの病院は、片耳8,300円〜、両耳9,300円〜でのピアス施術に対応しています。へそピアスにも対応しており、当日診察も可能です。
彦根市外も視野に入れると、滋賀全体では26件以上の対応クリニックが存在します。草津・大津エリアには品川美容外科(片耳2,990円〜)など全国展開の大手クリニックもあり、選択肢はさらに広がります。
費用がわかりにくい点がピアス施術の難点です。表示価格が安くても、実際に支払う合計金額が予想より高くなるケースがあります。これに注意すれば大丈夫です。
費用の主な内訳は次のとおりです。
| 費用項目 | 目安金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 穴あけ施術料(耳たぶ片耳) | 2,000〜14,980円 | クリニックによって大きく差あり |
| 穴あけ施術料(耳たぶ両耳) | 4,990〜29,960円 | 同時施術でお得なケースも |
| ファーストピアス代 | 0〜2,200円 | 施術料に含む場合と別途の場合あり |
| 麻酔代 | 0〜3,300円 | クリニックによって無料・有料が分かれる |
| 初診料・再診料(自費) | 550〜2,200円 | ふくなが皮膚科などは別途必要 |
| 消毒用ジェル等ケア用品 | 0〜1,000円 | 推奨される場合あり |
| 軟骨ピアス(1箇所) | 5,000〜22,000円 | 耳たぶより高め |
| へそピアス | 13,200〜22,800円 | ボディピアスは高め |
彦根市のクリニックを含む滋賀エリアの相場として、耳たぶ両耳で「実費トータル3,000〜10,000円」が現実的な目安です。安い金額で目を引くクリニックの中には、ファーストピアス代・麻酔代・初診料が別途かかるケースがあります。問い合わせ時や予約時に「トータルでいくらかかるか」を確認しておきましょう。
また、ピアスの穴あけは「自由診療(保険適用外)」です。健康保険は使えません。ただし、ピアストラブル(化膿・しこりの摘出など)の治療は保険適用になることがあります。これが原則です。
施術後のケアを怠ると、どれだけ良い病院で開けてもトラブルにつながります。正しいケアが条件です。
ファーストピアス装着期間について
ピアスホールが安定するまでの間、ファーストピアスは外してはいけません。耳たぶの場合は約4〜8週間、軟骨(ヘリックス・トラガスなど)の場合は3〜6か月が目安です。「1か月で外せる」と思っている方も多いですが、軟骨は半年近くかかることも珍しくありません。意外ですね。
正しいケアの基本
施術後のホームケアで重要なのは「過剰な消毒をしないこと」です。実は過剰な消毒液の使用は、皮膚の正常な修復を妨げる原因になりえます。神楽坂の皮膚科専門医によると、「毎日シャワーで優しく洗い流すだけで十分」という場合がほとんどとのことです。
ファーストピアスのケアについて医師が解説(神楽坂肌と爪のクリニック)
金属アレルギー対策
ピアスのトラブルで多いのが金属アレルギーによる皮膚炎です。ニッケル・コバルト・クロムなどが特にアレルギーを起こしやすい金属として知られています。ファーストピアスに使う素材は以下を参考にしてください。
| 素材 | アレルギーリスク | 特徴 |
|---|---|---|
| 純チタン | 🟢 極めて低い | 最もアレルギーが出にくく、医療でも広く使用される |
| サージカルステンレス(316L) | 🟡 低い | 「医療用」と表示されていてもニッケルを含む製品あり |
| プラスチック・ポリカーボネート | 🟢 低い | 初穴あけ向き。デザインは限定的 |
| シルバー(銀) | 🔴 高め | ファーストピアスには不向き。酸化しやすい |
| ゴールド(メッキ) | 🔴 高め | メッキが剥がれるとニッケルが露出しやすい |
ふくなが皮膚科(彦根市)では「純チタン製ファーストピアス」を標準で使用しており、金属アレルギーへの対策が徹底されています。市販の安価なピアスには「医療用」と書かれていても純チタンでない製品が混在しているため、クリニックで使用素材を確認することをおすすめします。
こんなときはすぐに受診を
- 赤み・腫れが3日以上続く
- 膿(黄色〜緑色の分泌物)が出る
- ピアスが皮膚内に埋まりかけている
- 強い痛みや発熱がある
これらの症状は放置するとケロイド(硬いしこり)に発展したり、細菌感染が深刻化する可能性があります。施術を受けたクリニックへ早めに相談するのが最善です。
漫画を描く方の中には「キャラクターにリアルなピアス描写を取り入れたい」という目的でピアスを調べている方も少なくありません。実際にピアスを体験したり、各部位の名称・特徴を知っておくと、作品のリアリティがぐっと増します。
耳のピアス部位には様々な種類があり、それぞれ施術難易度や安定期間が異なります。部位ごとの特徴を整理しておきましょう。
| 部位名 | 場所 | 安定期間の目安 | 施術難易度 |
|--------|------|--------------|------------|
| イヤーロブ(耳たぶ) | 耳たぶ | 4〜8週間 | ⭐(易しい)|
| ヘリックス | 耳の外側の軟骨(上部) | 3〜6か月 | ⭐⭐ |
| トラガス | 耳穴手前の小さな突起 | 3〜6か月 | ⭐⭐⭐ |
| アウターコンク | 耳の中心付近の平らな軟骨 | 6か月〜1年 | ⭐⭐⭐ |
| インダストリアル | 2箇所の軟骨を1本で貫通 | 6か月〜1年半 | ⭐⭐⭐⭐ |
| ダイス | 耳穴の中の軟骨 | 6か月〜1年 | ⭐⭐⭐⭐ |
| へそ(ボディ) | おへそ周辺 | 6か月〜1年 | ⭐⭐⭐ |
耳たぶのピアスはキャラクターにもっとも描きやすく、装飾の幅も広いです。軟骨ピアス(ヘリックスやトラガス)はクールな印象を与えるため、漫画の不良キャラやアーティスト系キャラクターに多用されます。
しらいし耳鼻咽喉科(彦根市)では、ヘリックスやアウターコンクにも施術が可能です。ただし、トラガスなど細かい部位はピアッサーでは対応が難しい場合があり、ニードル対応のクリニックを選ぶ必要があります。ふくなが皮膚科(彦根市)でも、イヤーロブ・ヘリックス・トラガス・アウターコンクは同料金で対応しています。
ファーストピアスのデザインと選び方
ファーストピアスは、ホールが安定するまでの「機能性重視」のアイテムです。デザイン性よりも以下の条件を満たすものを選びましょう。
- 🔹 軸が太めで安定している(推奨は16〜18ゲージ)
- 🔹 軸が長すぎず短すぎない(耳たぶの厚さ+余裕が必要)
- 🔹 素材は純チタンまたはサージカルステンレス316L
- 🔹 キャッチ(留め具)もアレルギー対応素材のもの
「お気に入りのデザインのピアスをファーストピアスにしたい」という気持ちはわかりますが、ファーストピアスの段階で素材にこだわらないと、ホールが安定せず何度も化膿を繰り返す原因になります。デザインピアスはホールが完全に安定してから楽しむのが基本です。
ふくなが皮膚科では受付にてサンプルを見せてもらえるため、施術前にどのタイプにするかを選べます。常時約10種類ほど用意されており、追加料金なしでデザインを選べる点も魅力的ですね。

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