丸みショートボブ前髪ありの描き方完全ガイド

丸みショートボブ前髪ありの描き方完全ガイド

丸みショートボブ前髪ありのキャラクターを漫画で描くとき、何から手をつければいいか迷っていませんか?つむじの位置から前髪の種類、内巻きの丸みの出し方まで、初心者でも実践できるコツを徹底解説。あなたのキャラクターはもっと魅力的になれると思いませんか?

丸みショートボブ前髪ありの描き方ステップと重要なポイント

丸みショートボブの前髪は一本一本バラバラに描くと魅力が半減します。


この記事のポイント3つ
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つむじ位置が命

つむじを先に決めないと、ショートボブ特有の丸みのあるシルエットは作れません。頭頂部より少し後ろがベストな位置です。

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前髪は「束」で描く

前髪を線1本ずつ描くのはNG。3〜5本の束感を意識することで、ショートボブらしいナチュラルな前髪が完成します。

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丸みは内巻きシルエットで決まる

あごラインを基準に毛先を内側へカーブさせることで、丸みショートボブ特有のふんわり感と女性らしさが表現できます。


丸みショートボブの「つむじと頭のアタリ」の取り方


丸みショートボブを描くうえで最初にやるべきことは、頭部のアタリとつむじの位置を決めることです。多くの初心者が「いきなり前髪から描き始める」という手順を踏みますが、これが後々シルエット崩れを招く原因になります。


まず円(もしくは楕円)を描いて頭の形の土台を作ります。この円は実際の頭部より少し小さめのイメージで描き、その上に髪の毛が乗る分のボリュームを上乗せするイメージを持ちましょう。頭皮にぴたっと張りついたような髪は、キャラクターを貧毛に見せてしまいます。髪のアウトラインは頭部の輪郭から5〜8mm程度(実際に紙上で比べると小指の爪ほどの幅)外側に広がる程度が自然です。


つむじの位置は、真横から見たとき「耳の少し前の真上あたり」が標準的な位置です。ただし丸みショートボブの場合、つむじをやや後ろ寄りに設定すると、後頭部のふっくらした丸みが強調されやすくなります。重要なのは、一度決めたつむじの位置を正面・斜め・横・後ろのすべての角度で統一して描くことです。


つむじが決まったら、そこから「スイカの縞模様」をイメージしながら毛の流れを描きます。つむじを中心に川が流れるように、前髪ブロック・横髪ブロック・後ろ髪ブロックの3つのパーツへ放射状に線を伸ばしていきましょう。これが髪全体の流れの骨格になります。骨格が安定しているほど、後から細かな毛束を足していくときにシルエットが崩れにくくなります。



  • 🔵 頭部の円は実際より少し小さく描き、髪のボリューム分を外側に余白として確保する

  • 🔵 つむじは「耳の少し前の真上」を基準に、丸みを強調したい場合はやや後ろ寄りに設定する

  • 🔵 つむじから3ブロック(前髪・横髪・後ろ髪)へ向かう毛の流れを先に引いておく


ボブの場合はシルエットが台形になるよう意識するとバランスが良いです。正面から見たとき、頭頂部がやや丸く、あごのラインあたりで左右に少し広がる形がショートボブの特徴的なシルエットです。


参考:つむじ位置と立体感に関する詳しい解説はこちら
髪の描き方を5ステップで解説!初心者でも立体感が出るコツ(イラスト・マンガ教室egaco)


丸みショートボブの前髪ありを描くための「前髪3タイプ」の使い分け

前髪の種類を知らずに描き続けると、キャラクターがいつも同じ顔になってしまいます。丸みショートボブと相性が良い前髪には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの描き方のコツを押さえておくと、キャラクターの個性を大幅に広げられます。


❶ ぱっつん前髪(フルバング)


前髪がほぼ一直線に揃ったスタイルで、丸みショートボブと組み合わせると全体がまるっとした可愛らしい印象になります。描くときのポイントは「完全に一直線にしない」ことです。前髪の毛先が完璧に揃っていると、バリカンで切ったような不自然さが出ます。前髪に少しだけランダムなギザギザを加え、数本の毛束が重なるように描くと自然に仕上がります。また、側面の髪を「一枚の薄い紙」として捉えて描くと、顔の横から見たときの立体感が出やすくなります。


❷ 流し前髪・サイドバング


前髪を斜めに流したスタイルで、丸みショートボブに組み合わせると大人っぽくクールな印象になります。描くときのコツは、分け目から毛が流れる方向を最初に決め、その流れに沿って束を重ねていくことです。毛先は耳の前あたりまで流れるように描くと、横顔でも奥行きが出ます。おでこを出している分、目元の印象が強くなるため、漫画では気が強めのキャラクターや、年齢が少し高めのキャラクターに用いられることが多い前髪タイプです。


❸ シースルーバング(透け前髪)


前髪を薄く少量にして、おでこが透けて見えるような軽やかな前髪です。全体の重さを出したくない場合や、清楚でナチュラルな印象にしたい場合に向いています。描く際は通常の前髪より毛束を細く・少なく描き、束と束の間に意識的にすき間を作ります。丸みショートボブの重さとバランスをとる意味でも、「軽めの前髪」を合わせたいときにシースルーバングは非常に有効です。


前髪タイプによってキャラクターの性格や年齢の印象が大きく変わることが分かりますね。自分が描きたいキャラクターのイメージに合わせて前髪を選ぶだけで、キャラクターデザインの質が一段上がります。


前髪タイプ 印象 描き方のコツ
ぱっつん(フルバング) 可愛い・幼い・丸みが強調 微妙なランダムギザギザを加える
流し前髪(サイドバング) 大人っぽい・クール・凛とした 分け目の方向と流れを先に確定させる
シースルーバング 清楚・ナチュラル・軽やか 束を細く・少なく・すき間を作る


前髪の描き分けは、意外と表現の引き出しを増やすチャンスです。3タイプをマスターすれば大丈夫です。


参考:パルミー「髪の毛の描き方講座」(前髪の種類別描き方の解説あり)
髪の毛の描き方講座。髪型別のつむじ位置・束感・流れのコツは?(パルミー)


丸みショートボブ特有の「内巻きと丸みシルエット」の描き方

丸みショートボブの最大の特徴は、毛先がふわっと内側に入る「内巻き」によって生まれるシルエットの丸さです。この丸みの表現が弱いと、ただの「ぺたんこなショートヘア」になってしまいます。


まず後ろ髪から描き始める場合、あごのラインを基準にして毛先が内側へゆるくカーブするように描きます。あごの下から内側へ向かって「くの字」に曲がるイメージです。このカーブが緩すぎると平坦に見え、強すぎるとくっきりした縦ロールのような印象になるので、カーブの強さは「コーヒーカップの底面ぐらい」の丸みを目安にするとちょうど良いです。


横髪(サイドの髪)も同様に、頬の横から耳の下あたりにかけて内側へ向かって丸くカーブさせます。このサイドの内巻きがあることで、正面から見たときに頭の両サイドが丸くふっくらして見え、ショートボブらしい全体のシルエットが完成します。後頭部は頭の形の球体の丸みをそのまま外側に少し張り出させるように描くと、「後ろから見ても可愛い」丸いシルエットになります。


内巻きの表現でよく起きる失敗は「毛先のカーブを描いたら終わり」にしてしまうことです。実際の内巻きショートボブは、表面の毛だけが内側に入るのではなく、毛束全体がロールするように流れています。つむじから流れてきた毛束が、毛先近くで少しずつ内側に方向転換するイメージで描くと、途中の流れと毛先の向きに一貫性が出て自然に見えます。


また、丸みを強調したいときは、後頭部のボリュームをあえて大きく描くことが効果的です。後頭部が平坦だと「いちご型」の頭に見えてしまいますが、後ろ髪のアウトラインを頭部より一回りふっくらと描くことで、横から見ても後ろから見ても丸みのある美しいシルエットになります。



  • 🔵 毛先はあごラインを基準に「コーヒーカップの底面」ほどのカーブで内側へ向ける

  • 🔵 横髪もサイドが丸く膨らむように内巻きカーブを意識する

  • 🔵 後頭部のアウトラインは頭部より一回り大きくふくらませて丸みを強調する

  • 🔵 つむじからの毛の流れが「毛先で内側へ方向転換する」ように一貫性を持たせる


ボブの全体シルエットは「おにぎり形」が基本です。


丸みショートボブの「毛束・おくれ毛・束感」でリアリティを上げるコツ

シルエットが決まったあとに差がつくポイントが、毛束とおくれ毛の表現です。ここをおろそかにすると、のっぺりとした「プラスチックのかつら」のような印象になりがちです。


毛束の基本ルールは「一本一本ではなく束で描く」です。これはすべての髪型に共通しますが、ショートボブではとくに重要です。短い髪が密集するショートボブの場合、線をびっしりと入れすぎると情報量が多くなりすぎて印象がうるさくなります。「タコの足」をイメージして、3〜5本の束が集まったかたまりを単位として描きましょう。それを前髪・横髪・後ろ髪のブロックごとに配置していくイメージです。


束を描いたら、毛先を何本かバラして「ツルの形」のように枝分かれさせます。この枝分かれの量は少なめが正解です。分かれすぎると寝ぐせのようなだらしない印象になります。目安としては、一つの毛束につき2〜3本程度の細い毛先を描き加える程度で十分です。


おくれ毛は自然さを出す最後の仕上げです。egacoの講師によれば「おくれ毛は3〜5本ほどの少ない本数」で描くことが推奨されています。全体のシルエットがあまり変わらない程度に、毛の流れからわずかにずらして描くことで「計算された自然なランダム感」が生まれます。おくれ毛を描きすぎると、丸みショートボブの整った可愛さが損なわれるので注意が必要です。痛いところですね。


さらに線の太さも意識しましょう。アウトライン(外側の輪郭線)は太く、内側の細かな毛束の線は細くすることが原則です。Gペンなど強弱のつけられるペンを使う場合は、手首のスナップを使って一気に線を引くと、自然な強弱が出た美しい曲線になります。


参考:clip studio「分け目・つむじの位置で悩まない!髪の基本的な描き方」
分け目・つむじの位置で悩まない!髪の基本的な描き方(CLIP STUDIO TIPS)


丸みショートボブを角度別に描き分けるための独自アプローチ

多くの描き方記事では「正面からの描き方」しか解説されていませんが、実際の漫画では横顔・斜め顔・後ろ姿など様々な角度でキャラクターを描く必要があります。ここでは、丸みショートボブを複数の角度で「同じキャラクターに見える」ように描くための考え方を解説します。


横顔(真横)からの描き方


横から見たとき、耳の位置と後頭部の丸みが最も重要になります。ショートボブの後頭部は、後ろへ向かって丸くふっくら膨らみます。後頭部のシルエットが平坦すぎると「正面は可愛いのに横から見ると絶壁に見える」という失敗が起きます。後頭部のアウトラインは後ろ下方に向かってやや張り出すように描き、首のつけ根あたりで内側に収束するラインを意識します。前髪は横顔だと耳より前に集まるため、生え際から流れる方向がわかるように少数の束で表現します。


斜め顔(3/4アングル)からの描き方


最もよく使われるアングルでありながら、もっとも崩れやすいのもこの角度です。斜めから見た場合、近い側の耳と遠い側の耳の位置が異なるため、髪のボリュームも左右で変わります。近い側(手前)はサイドの髪が量多く見え、遠い側(奥)はほとんどが顔の後ろに隠れます。前髪は顔の正中線(中央ライン)に向かってやや集まるように描くと立体感が出ます。丸みショートボブの場合、斜め後ろの後頭部のふくらみが見えるかどうかもポイントです。ここのボリュームを忘れると、横顔のときより髪が薄く見えてしまいます。


後ろ姿の描き方


後ろからの丸みショートボブは「縦に少し長い楕円形のシルエット」が目安です。後頭部のつむじを起点に毛が下へ流れ、あごのラインで内側にカーブする内巻きの流れが後ろからでも視覚的に分かるように描きましょう。このとき、前髪は後ろからは「耳より少し前に出ている端の部分」だけが見える程度です。この端の部分を意識して描くと、後ろ姿でも「前髪ありのキャラクター」だということが伝わります。


どの角度でも「全体のシルエットをまず決めてから細部を描く」という手順が基本です。



  • 🔵 横顔:後頭部が後ろ下方にふっくら膨らむアウトラインを意識する

  • 🔵 斜め顔:近い側と遠い側で髪のボリュームを意識的に変える

  • 🔵 後ろ姿:後頭部の楕円シルエットと、耳横に見える前髪の端で「前髪あり」を伝える


角度ごとの描き分けは、模型(ピンポン玉や丸い消しゴム)に線を描いて回転させると構造が直感的に理解できます。これは使えそうです。


参考:ショートカットの構造と角度別描き方の詳細
ショートカットの描き方を紹介!男女の短髪ヘア描き分けからさまざまな種類まで(イラスト・マンガ教室egaco)




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