

「determined」だけ入れても、あなたのキャラは9割の確率でただの真顔になります。
画像生成AIで「決意の表情」を再現するうえで、まず理解しておきたいのが 「determined」 というプロンプトです。Stable DiffusionやNovelAI、Midjourneyといった主要ツールに共通して使える単語で、Danbooruタグをベースにしたモデルにおいてとくに有効です。
「determined」は直訳すると「決意に満ちた」を意味し、眉をやや寄せて前方を見据える、力強い視線の表情を生成しやすい単語です。しかし、このワード1語だけで理想の決意顔が出るとは限りません。AIが解釈する「determined」は、モデルの種類や学習データによっては「やや険しい真顔」程度に留まることが多いのです。
これが重要なポイントです。
決意の表情は、実際には複数の顔パーツが連動して成立します。眉間にわずかにシワが寄り、目がまっすぐ前を向き、唇が固く結ばれる——この3点が揃って初めて「決意」として読み取られます。したがって、プロンプトも単語1つではなく、複数を組み合わせて指定するのが基本です。
以下は、「determined」と一緒に使うと効果的な基本プロンプトの一覧です。
| プロンプト | 意味・効果 |
|---|---|
| determined | 決意の表情(基本タグ) |
| serious | 真剣な・本気の表情 |
| v-shaped eyebrows | 眉をV字に寄せる(強い意志感) |
| furrowed brow | 眉をひそめる(緊張・集中) |
| clenched teeth | 歯を食いしばる(覚悟・葛藤) |
| closed mouth | 唇を固く結ぶ(決断済みの静けさ) |
| narrowed eyes | 目を細める(集中・意志の強さ) |
| glaring | 前方を鋭く見据える視線 |
プロンプトの組み合わせが基本です。まず「determined, serious」という2語の組み合わせを試し、そこから眉・目・口のパーツ指定を加えていく方法が、失敗しにくいアプローチです。
漫画的な「覚悟のシーン」を意識するなら、「determined, serious, furrowed brow, closed mouth」 という4語セットが汎用性の高い出発点になります。これは使えそうです。
参考:Stable Diffusion表情プロンプト(determined他)の詳細一覧と作例が確認できます。
「determined」を指定しても、アニメ・漫画らしい「決意顔」になりにくいと感じたことはないでしょうか。その原因は、表情プロンプトだけでは漫符(まんぷ)と呼ばれる漫画的記号が出ないからです。
漫符とは、汗マーク(sweatdrop)、怒りマーク(anger vein)、気付き線(notice lines)などの漫画的な感情表現記号のことを指します。日本の少年漫画・少女漫画の「決意シーン」では、これらの記号が組み合わさることで感情の強度を表現しています。
たとえば「静かな決意」と「焦りを含む決意」では、組み合わせるプロンプトが変わります。
| シーン | 推奨プロンプト例 |
|---|---|
| 静かな覚悟・ラスボス前 | determined, serious, closed mouth, narrowed eyes |
| 悔しさからの決意 | determined, clenched teeth, tears, furrowed brow |
| 仲間を守る決意 | determined, serious, sweat, open mouth, v-shaped eyebrows |
| 敵への宣言シーン | determined, glaring, v-shaped eyebrows, anger vein |
| 内なる葛藤から覚悟へ | determined, pensive, furrowed brow, shaded face |
「shaded face(影のかかった顔)」は、決意や葛藤のシーンで顔の上半分に影が落ちる漫画的表現を引き出すタグです。これはあまり知られていませんが、シリアスなシーンで絶大な効果を発揮します。意外ですね。
また、Danbooruタグをベースにしたモデルでは 「determined」と「shading eyes」を同時指定 すると、目の上半分に影がかかった「静かな殺意と決意が混在したような表情」を生成できるケースがあります。バトル漫画風のキャラクターを描きたい場合は、ぜひ一度試してみてください。
さらに独自の視点として紹介したいのが、「体の向き」と「表情プロンプト」を組み合わせるという方法です。決意の表情は、顔単体で見るよりも「前傾み姿勢(leaning forward)」「腕を組む(crossed arms)」「拳を握る(clenched fist)」といったボディランゲージと組み合わせたとき、格段に「決意」として読み取られやすくなります。
感情は顔だけで伝わるものではありません。
これらを「determined, serious」の基本セットに1〜2個追加するだけで、コマとして成立する「漫画的な決意シーン」の完成度が大きく上がります。ポーズとセットで考えるのが条件です。
参考:NovelAI V3で使える感情・漫符タグの一覧。決意シーンの漫画的表現に役立ちます。
NovelAI V3 感情表現に使える漫符タグ一覧|宇田呂井汲(note)
基本の組み合わせを試したあと、「もっとキャラの決意感を強くしたい」と感じたときに役立つのが、強調構文と目・眉の個別指定です。
強調構文とは、プロンプト内で特定のワードを (determined:1.4) のように記述することで、そのタグの影響度を通常より高める技法です。Stable Diffusionではデフォルトの影響度が「1.0」で、数値を上げると表情への反映が強くなります。推奨は1.2〜1.5の範囲で、2.0を超えると画像全体が崩れやすくなります。
つまり (determined:1.4), (serious:1.2) のような形で書くのが、バランスを保ちながら決意感を強める実践的な構文です。
目と眉は「決意の表情」において最も重要なパーツです。
| パーツ | プロンプト | 効果 |
|---|---|---|
| 眉(強い意志) | v-shaped eyebrows | 眉をV字に寄せ、力強い印象 |
| 眉(緊張感) | furrowed brow | 眉間にシワが寄る表現 |
| 眉(傾け) | raised eyebrow | 片眉だけ上げる(疑惑・不敵感) |
| 目(前を見据える) | narrowed eyes / glaring | 目を細めて鋭く見据える |
| 目(強い光) | serious + bright pupils | 瞳の光が強調され気迫が出る |
| 目(影をかける) | shading eyes | 目の上半分に影(シリアス感) |
漫画的な「決意の目」の描き方として、現実の解剖学的なポイントも押さえておくと、プロンプト指定の意図がより明確になります。人が強い意志を持ったとき、上まぶたに力が入り目が細まり、瞳孔はわずかに収縮して前方に焦点が絞られます。眉の内側(眉頭)が下がり、眉間に軽いシワが入ります。これをプロンプトで再現するには 「narrowed eyes, furrowed brow, v-shaped eyebrows」 の3点セットが解剖学的にも正確な指定です。
また、NovelAI系モデルでは 「つり目(tsurime)」 を加えることで、クールで