肌色 絵の具 作り方|混色 重色 影 水彩 アクリル

肌色 絵の具 作り方|混色 重色 影 水彩 アクリル

漫画やイラストで人物を描くとき、肌色の作り方に悩んでいませんか?赤・黄・白の基本混色から影の色まで、プロが使う絵の具のテクニックを徹底解説。水彩とアクリルそれぞれのコツもわかりやすく紹介します。あなたも理想の肌色を作れるようになりますよ?

肌色 絵の具 作り方

この記事でわかること
🎨
基本の混色方法

赤・黄・白の3色で作る日本人の肌色の配合比率と実践テクニック

🖌️
影色の作り方

青や茶色を使った自然な陰影表現と重色技法の実践方法

💡
画材別のコツ

水彩絵の具とアクリル絵の具それぞれの特性に合わせた肌色表現

kindleアンリミ無料

肌色 絵の具 基本の3色混色レシピ

漫画を描くとき、キャラクターの肌色作りで最初に覚えたいのが「赤・黄・白」の3色を使った基本の混色です。配合の基本比率は「赤1:黄1:白4」が目安になります。
参考)【初心者必見】アクリル絵具で肌色をつくる方法 - 絵を楽しむ

まず赤と黄色を混ぜてオレンジ色を作り、そこに白を加えて明るさを調整していきます。日本人の肌には黄色味があるため黄色は欠かせません。赤を加えることで血色感が出て、白を混ぜることで肌の明るさをコントロールできるんです。
参考)絵の具で肌色の作り方はどうやって作る?組み合わせや割合につい…

実際に混色するときは、白をベースにして少しずつ他の色を足していくと失敗しにくくなります。一度に大量の色を入れると調整が難しくなるので、ちょっとずつ様子を見ながら混ぜるのがコツです。
参考)本格的な肌色の作り方|わずか数色の絵の具でねらい通りの肌色を…

絵の具で肌色の作り方はどうやって作る?組み合わせや割合を徹底解説
色の配合比率を変えることで、男性の健康的な肌色や女性の色白な肌色など、さまざまなバリエーションを作り分けられます。ピンクを多めにすると血色の良い肌に、黄色を増やすと日焼けした印象になります。
参考)初心者向け白なしで作る肌色の絵の具ブレンド方法 - Pure…

肌色 影の色を青と茶で表現する技法

肌色にリアルさを出すには、影の部分をどう表現するかが重要なポイントになります。影色を作るとき、直接黒を混ぜるのは避けた方がいいんです。
参考)肌色の作り方を完全解説|絵の具でリアルな肌色を表現する方法

青を少量混ぜると冷たさを帯びた影になり、茶色を加えると温かみのある落ち着いた影を表現できます。特に漫画やイラストでは、影の部分に青色や紫色を適用することで立体感が生まれます。
参考)5.人物の彩色(1)肌 href="https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/1636" target="_blank">https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/1636quot;プロのイラストメイキング:ぽしー …

プロの現場では人物の影が黒っぽくならないように、青や紫系の色で反射光と明るい部分を加筆して体の凹凸を分かりやすくする技法が使われています。女性キャラクターなら頬や太ももなどに赤味を入れると血色良く見えます。​
プロのイラストメイキング|人物の彩色(肌)
影色は「寒色系の青・紫」と「暖色系の茶」を使い分けることで、光源の種類や雰囲気に合わせた表現ができるようになります。例えば室内の蛍光灯下なら青みがかった影、自然光や夕日なら茶系の温かい影を選ぶと自然です。
参考)影色が分からない人必見!表現幅が広がる影色の選び方

水彩絵の具 肌色を重色で深みを出す方法

透明水彩絵の具で肌色を作るなら「重色」という技法を覚えておくと表現の幅が広がります。重色とは、パレット上で色を混ぜるのではなく、紙に異なる色を次々に重ね塗りしていく方法です。
参考)肌色の作り方:水彩絵の具を使って描く肌色の基本【混色】【重色…

混色と比較すると、重色はより深みのある重厚な印象を与えることができます。肌というのは皮膚の下の血管や顔の凹凸による影や赤みなど色々な色が重なっているので、写実的な表現には重色が適しています。​
基本的なステップは次の通りです:​

  • 最も光が当たる部分には紙の白を活かす
  • 影になる部分には青色や紫色を適用
  • 光の当たる部分に黄色を塗り、最も明るい部分は除く
  • 血色が良い部分には赤色を加える
  • 最後に全体を見渡し、足りない部分に色を加える

水彩絵の具を使って描く肌色の基本【混色】【重色】【単色】
重色できれいに塗り重ねるためには1色塗ったら乾くまで次の色は塗らないで待つことが大切です。乾く時間が必要なので時間がかかりますが、このように丁寧に色を重ねることで透明感のあるとても美しい色の調和が表現できます。​
水の量を調整することで明るさや透明感をコントロールできるのも水彩絵の具の特徴です。ただし水が多すぎると色が薄くなりすぎ、逆に少なすぎるとムラが出やすいので注意が必要です。​

アクリル絵の具 肌色の発色を活かすコツ

アクリル絵の具で肌色を作るときは、乾くのが早く発色も強いという特性を理解しておくことが重要です。水彩と違ってスピードとコントロールが求められるため、混色のタイミングが勝負になります。
参考)白なしで作る肌色の秘密!プロも使う混色テク完全ガイド

アクリルや油絵の具は発色が強く、重ね塗りすることで厚みや深みのある肌色が表現できます。アクリルは乾きが早く扱いやすいため、初心者でも比較的コントロールしやすいのが特徴です。​
基本の肌色を作るときは「白+黄色+赤」で混色します。今回は蛍光ピンクの「オペラ」を加えた例もありますが、実際は彩度の高い鮮やかなオレンジっぽい色になります。白の分量が少ないと、かなり濃いオレンジっぽい色になり、これはキャラクターを塗るとき肌の影の色として使用することもできます。​
他メーカーどうしのアクリル絵の具を混色しても特に問題ありません。ただし、混色した色は少しずつ足して調整することが失敗しない秘訣です。​

肌色 絵の具 三原色で作る日焼け肌のレシピ

実は肌色は赤・青・黄色の三原色だけでも作ることができます。この方法は特に子供や健康的な日焼けした肌色を表現するのに向いています。​
三原色での作り方は次のように考えます:​

  • 青+黄色(多め)→黄緑
  • 赤+黄色→オレンジ
  • 赤+白→ピンク系

このように考えると、ピンクや黄緑を使った通常の混色と似た構造になっています。実際に作ってみると、わりと日本人っぽい肌色になり、良い感じに仕上がります。​
男性や健康的な肌色を作るときはピンク、黄緑、オレンジの量を増やして調節します。小麦色の日に焼けた肌を作りたいときは、基本の赤系と黄系で作った肌色に茶系の色を少し混ぜると表現できます。
参考)透明水彩絵の具|きれいな肌色の作り方~おすすめ混色3選~

ピンクや黄緑を使った混色だとブルべ系、三原色を使った混色だとイエベ系の肌色を作りやすいという特徴があります。描きたいキャラクターの肌タイプに合わせて使い分けるといいですね。​