暖色系一覧|配色から心理効果まで漫画イラストで活かす

暖色系一覧|配色から心理効果まで漫画イラストで活かす

漫画やイラストで温かみのある表現をしたい時、暖色系の使い方に迷っていませんか?赤やオレンジ、黄色などの暖色をキャラクターや背景にどう活かせば効果的なのか、基本から実践まで解説します。色相や配色の工夫で作品の雰囲気はどこまで変わるでしょうか?

暖色系一覧と基本知識

この記事で分かること
🎨
暖色系の色の種類

赤、オレンジ、黄色などの暖色に該当する色と心理効果を詳しく解説

配色パレットの作り方

漫画やイラストで効果的な暖色系の配色方法と実践テクニック

💡
キャラクター表現への応用

色相と明度の違いで表現が変わるキャラクター演出の工夫

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暖色系に該当する色の種類

暖色系とは、視覚的に暖かい雰囲気を感じさせる色の総称なんです。色相環において赤・橙・黄色といった系統の色を指し、英語では「warm colors」と呼ばれます。
参考)「暖色(だんしょく)」はウォーム系のあたたかな雰囲気! 色の…

具体的には、赤系全般、オレンジ色系全般、黄色系全般が暖色に分類されています。さらに細かく見ると、ピンク、コーラル、ローズ、ベージュといった赤系の派生色や、ゴールド、薄いオレンジなども暖色系に含まれるんです。
参考)暖色と寒色(冷色)とは? - 暖色系と寒色系の該当色の種類一…

漫画やイラストで使う際には、ヘアカラーとして表現される暖色系も豊富にあります。ピンクベージュ、ナチュラルブラウン、オレンジブラウン、コーラルピンクブラウンなど、暖色をベースにしたバリエーションが数多く存在します。
参考)【髪色図鑑】暖色のヘアカラー・髪色一覧

暖色系の参考資料として、色の定義と分類について詳しく解説されています。

 

暖色と寒色(冷色)とは? - 暖色系と寒色系の該当色の種類一覧

暖色系の色相環での位置関係

色相環は、さまざまな色を円形に並べて体系化した図のことです。暖色系は色相環の約半分を占めており、赤から黄色に至る範囲に位置しています。
参考)暖かくてクールなKath Grayのヒント by Kath_…

色相環を十二色相環として見ると、暖色・寒色・中性色の3つに分けられます。暖色は赤や橙、黄など温かみを感じる色で、活発さや親しみやすさを表現します。これに対して寒色は青や青緑、青紫などで涼しさや静けさを持ち、中性色は緑や紫のように暖色と寒色の中間に位置する色なんです。
参考)十二色相環を使いこなして漫画や画材の配色センスを磨こう

漫画制作では、色相環を理解することで配色センスを磨くことができます。シーンやキャラクターのイメージに合わせて、暖色・寒色・中性色をバランス良く使うことが効果的な表現につながります。​

暖色系の心理効果と印象

暖色は視覚情報によって温もりを感じさせる効果があり、実験でも証明されています。暖色系のインテリアでまとめられた空間に入ると、なんとなく暖かいように感じた経験があるかもしれません。​
心理的な作用として、暖色には感情を高ぶらせる効果や食欲を増進させる効果があります。そのため飲食店の内装にしばしば用いられ、鮮やかな赤やオレンジは気持ちを高ぶらせたり興奮させたりする作用があるんです。
参考)色選びに使える!色の基本!「暖色」と「寒色」とは?

暖色には「温かい」「熱い」「元気」といった代表的なイメージがあります。赤やオレンジは情熱的で心地よい暖かさを連想させ、明るく活気に満ちた暖色は人々に元気や活力を与え、ポジティブな気持ちを引き出します。
参考)暖色がデザインに与える影響とその特徴について

漫画で熱量を感じさせたい場面や、刺激を与えたい表現には、鮮やかな赤、ピンク、オレンジなどを使うと効果的です。​
照明学会や可視化情報学会による色彩の心理効果に関する研究論文が参考になります。

 

「暖色(だんしょく)」はウォーム系のあたたかな雰囲気!色の効果と活用方法

暖色系と寒色系の違い

寒色とは青緑・青・青紫といった系統の、冷たさを感じさせる色を指します。暖色が「興奮させる色」であるのに対して、寒色、特に青色は「鎮静色」なんです。
参考)暖色と寒色ってなに?色の効果をファッションやインテリアにおし…

暖色のものは実際よりも膨張して見えたり、実際の位置よりせり出して見える特性があります。これを「膨張色」と呼び、特に鮮やかな赤やピンクは人の目を注目させる力を持っています。​
寒色系の青色は集中力を高めるとされ、効率や生産性を重視する場面に適しています。また、青は清潔感をもたらす色でもあり、病院やクリニックの内装にも頻繁に採用されます。
参考)色彩心理:配色デザインと空間への応用   - [ 株式会社b…

漫画の配色では、暖色と寒色の組み合わせは反発してしまうため避けるほうが良いとされています。ただし、意図的に対比を作りたい場合は、主従関係を明確にして使い分けることで効果的な演出が可能です。​

暖色系の明度と彩度の違いによる表現

暖色でも鮮やかな色とパステルトーンでは受ける印象が大きく変わります。彩度が高い鮮やかな暖色は情熱的で興奮、活力を与える色になり、彩度が低い暖色は優しそうで穏やかな印象を感じさせます。​
鮮やかな赤やピンクは気持ちを高ぶらせたり、興奮させたりする効果があります。お店のセールのチラシやポップ、スポーツの試合で鮮やかな刺激の強い色が使われているのは、この効果を利用しているんです。​
パステルトーンの暖色だと優しく温かみのあるイメージになります。淡いピンクや淡いオレンジ色は、穏やかで優しい、弱った心に少しずつ元気をくれるような表現ができます。​
明度の高い寒色は清潔感に加えて優しい雰囲気になり、より鮮やかな彩度の高い寒色は理知的でクールな印象を与えます。このように、絵のイメージに合わせて明度と彩度を使い分けることが重要です。​

暖色系カラーコードとRGB値の実例

デジタルで漫画やイラストを描く際には、RGB値やカラーコードを知っておくと便利です。代表的な暖色系の数値を紹介します。
参考)サンプル:RGB値の一覧(カラー番号)

赤は16進数で#FF0000、RGB(255,0,0)と表現されます。オレンジは#FF6600、RGB(255,102,0)、黄色は#FFFF00、RGB(255,255,0)です。​
ピンクは#FF00FF、RGB(255,0,255)、コーラルは#FF8080、RGB(255,128,128)と表されます。薄いオレンジは#FF9900、RGB(255,153,0)、ローズは#FF99CC、RGB(255,153,204)、ゴールドは#FFCC00、RGB(255,204,0)という値になります。​
これらのカラーコードを基準にして、微調整を加えることで、作品に合った独自の暖色パレットを作ることができます。肌の色や季節感の表現など、用途に応じた配色を考える際の参考になるんです。
参考)失敗しない配色えらび、現役デザイナー厳選おすすめカラーパレッ…

漫画でキャラクターの色設計をする際、RGB値を記録しておくことで、複数のコマやページで同じキャラクターの色を正確に再現できます。
参考)Paint Bucket Colorization Usin…

暖色系配色とパレット作成

暖色系の配色パレットの基本構成

配色とは「2色以上の色を組み合わせること」で、その中心となるのがメインカラーです。メインカラーは他の色と比べると占める面積の割合が大きくなります。
参考)配色の基本を押さえよう! メインカラー、アクセントカラー、サ…

暖色系の配色では、色の使用量を同じにしてはいけません。ある色をメインカラーに、他の色をアクセントカラーや補色にするよう使い分けを意識することが重要なんです。​
類似色相配色を使う場合、暖色と寒色の組み合わせは反発してしまうため避けるほうが良いです。代わりに類似色の明度の違いを重視しましょう。​
漫画やイラスト制作では、温かみさを感じられるような配色として暖色で統一した配色が効果的です。朱色を中心としたレトロな配色など、時代感や雰囲気を表現する際にも暖色系パレットが活用されます。
参考)昭和・平成レトロなイラストの描き方!ポップな配色で80年代風…

プロのクリエイター向けには、秋のカラーパレットとして温かみを感じる暖色系の配色を中心としたセットも提供されています。​

暖色系の類似色と補色の使い方

色相環で隣り合う色同士を組み合わせる類似色配色は、まとまりのある印象を作りやすいのが特徴です。暖色系では、赤とオレンジ、オレンジと黄色といった組み合わせが類似色にあたります。​
補色とは色相環で正反対に位置する色の組み合わせで、暖色系の赤に対する補色は青緑、黄色に対する補色は青紫になります。補色を使うことで強い対比効果が生まれ、お互いの色を引き立て合います。​
ただし、補色色相配色を使う際は、どちらか一方の色を主役にして、もう一方をアクセントとして少量使うのがコツなんです。同じ割合で使うと色がぶつかり合って落ち着かない印象になってしまいます。​
漫画のキャラクター設計では、髪色を暖色系にした場合、瞳の色を同じ暖色の類似色にするか、あえて補色を使って個性を出すかという選択肢があります。赤い瞳は危険な人物を表現するのに持ってこいの色で、ツリ目だとこれ以上ないくらい強気で攻撃的な印象を与えます。
参考)イラスト付きで解説!キャラ作りに欠かせない瞳の色・目の形一覧…

暖色系配色で温度感を演出する方法

暖色を活用することで、空間やシーンに温度感をコントロールすることができます。温かい場面を描きたい場合は、ホイールの暖かい範囲からメインの色を選択します。
参考)プロも必見☆こんなに印象が変わる⁈暖色と寒色体感や感情を変化…

左の描画に温かみのある色調を使用することで、視覚的に温度の違いを表現できます。これは非常にシンプルな配色でも、基本的な考え方がよく分かる手法なんです。​
漫画のシーン演出では、焚き火の炎の色、明るい日差し、湯気の立つスープの色など、暖色は暖かいイメージのものごとを感じさせます。こうした具体的なモチーフと結びつけることで、読者に温度感を伝えやすくなります。​
影の色に暖色系を使うか寒色系を使うかでも、作品全体の温度感が変わります。暖色系を背景に寒色系を入れれば、寒色系で描いた絵はより後退感を感じさせる効果があります。
参考)寒色と暖色の違いとは

レストランの配色では、暖色系が適しているとされています。鮮やかな赤や黄色はエネルギッシュな雰囲気を生み出し、食欲を刺激する作用があるためです。​

暖色系の季節感表現とモチーフ選び

季節感を表現する際にも暖色系は重要な役割を果たします。秋のイメージでは、温かみを感じる暖色系の配色を中心としたパレットが効果的です。​
レトロイラストの大事な要素は「モチーフ」と「カラーパレット」で、昭和や平成のレトロな雰囲気を出すには暖色系の配色が重要になります。人情や温かみを感じられるような配色として、朱色などを中心とした暖色で統一すると良いんです。​
春らしさを表現するパレット縛りの企画では、春の温かみや華やかさを意識した暖色系の配色が選ばれています。具体的には、淡いピンクや薄いオレンジなど、パステルトーンの暖色が春のイメージに合います。
参考)色が制限された中でも、のびのび描かれた作品が勢ぞろい!『パレ…

暖かいと感じる色として、多くの人が共感できる色を使うことが大切です。色選びで重要なのは、誰もが思っているとおりの色だと安心したり親しみを感じたりと良い効果を生むことです。
参考)【暖かい】色の組み合わせ見本【色探求人】

暖色系パレットでキャラクターの個性を出す工夫

漫画のキャラクターデザインで暖色系を使う際、色の塗り分け表現を工夫することで個性を出せます。有名なテレビアニメ化された漫画作品から各色が使用された例を調査すると、キャラクターごとに独自の暖色の使い方があることが分かります。
参考)漫画研究・報告書その1:キャラクターの色彩表現について|あき…

瞳の色による印象の違いも重要です。黄色の瞳は希望幸福、元気、賑やか、無邪気、好奇心などのポジティブなイメージを持ちます。色によって連想できるものの種類がとても多く、子供のような天真爛漫さと独特の発想力を持ったキャラクターにピッタリです。​
赤い瞳は主役級キャラに多い印象で、とても目立つ色です。明度と彩度を高くして暗がりでも目立つほどの赤い瞳にすれば、危険な人物を表現するには持ってこいの色になります。​
キャラクターの色設計シートを作成し、RGB値を記録しておくことで、複数のコマやページで同じキャラクターの色を正確に再現できます。漫画制作の効率化にもつながる重要なテクニックなんです。​

暖色系でデジタル彩色する際の注意点

デジタルで暖色系を扱う際には、モニターの色表示に注意が必要です。赤を選択したのに画面がオレンジ色に見えたり、オレンジを入力するとマスタードイエローのようになったりすることがあります。
参考)色が正しくない(赤い色はオレンジがかった色に見え、オレンジは…

色空間の設定やモニターのキャリブレーションによって、同じカラーコードでも見え方が変わることがあるんです。特に暖色系は微妙な色味の違いが目立ちやすいため、制作環境を整えることが重要です。

 

漫画のカラー原稿では、印刷時の色の再現性も考慮する必要があります。RGBで作成した暖色系の鮮やかな色が、CMYK変換で若干くすんで見えることがあるため、事前にテストプリントをすることをおすすめします。

 

アニメのライン着色では、キャラクターカラーデザインシートに基づいてRGB値を使って着色します。キーフレームの着色と連続フレームの着色という2つの主要なタスクがあり、一貫性を保つことが求められます。​

暖色系を活かす漫画表現技法

暖色系でキャラクターの感情を表現する

キャラクターの感情表現に暖色系を使うことで、心理状態を視覚的に伝えることができます。鮮やかな赤やオレンジは感情を高ぶらせる効果があり、怒りや情熱、興奮といった強い感情を表現するのに適しています。​
赤には行動を促す効果があるといわれ、ポジティブかつエネルギッシュなイメージがあります。お祝いの席などに使われる一方で、攻撃的なイメージもあるため、注意喚起にも有効です。​
黄色には軽快で華やかなイメージがあり、明るいイベントや将来を表現したいときに活用できます。財宝のように輝く金色から、温かい日光のような優しい黄色まで、連想されるモノの幅広さが特徴なんです。​
橙には温もりや喜びのイメージがあるため、楽しいシーンやイベントの表現に活用できます。パステルトーンの暖色を使えば、穏やかで優しい、弱った心に少しずつ元気をくれるような表現が可能です。​

暖色系の背景演出と空間表現

背景に暖色系を使うことで、空間全体の雰囲気を大きく変えることができます。暖色系のインテリアでまとめられた空間は、視覚的に温もりを感じさせる効果があります。​
暖色には活動的で情熱的な印象を与える特性があり、エネルギーと暖かさを象徴します。リビングスペースに暖色のアクセントを加えることで、家庭的で温かみのある空間を演出することができます。​
漫画のシーン演出では、暖色を主体にした配色で温かい場面を描き、寒色を主体にすることで涼しい場面との対比を作ることができます。これは非常にシンプルでも基本的な考え方がよく分かる手法なんです。​
暖色系を背景に寒色系のキャラクターを配置すれば、寒色系で描いた絵はより後退感を感じさせ、より寒い感じや収縮した感じを演出できます。色の心理的作用を利用した空間の奥行き表現です。​

暖色系のトーン調整でシーンの雰囲気を変える

同じ暖色でもトーンを調整することで、シーンの雰囲気を大きく変えられます。彩度が高い鮮やかな暖色は情熱的で興奮、活力を与える色になり、彩度が低い暖色は優しそうで穏やかな印象を感じます。​
明度の違いも重要で、明るいトーンの暖色は軽快で華やかな印象を与え、暗いトーンの暖色は重厚感や落ち着きを表現できます。類似色の明度の違いを重視することで、統一感のある配色が可能になります。​
漫画の塗り分け表現では、有彩色(色みのある色)と無彩色(白・グレー・黒など色みのない色)のバランスも大切です。有彩色だけで描くと賑やかさが強くなりますが、グレーや黒を使うことで主役を引き立てたり、まとまり感を出すことができます。​
白黒のバランスも重要で、特に漫画では無彩色の使い方にも工夫が必要なんです。暖色系をメインに使いながら、効果的に無彩色を配置することで、読みやすく印象的なページ構成が実現します。​

暖色系でコントラストと視線誘導を作る

暖色のものは実際よりも膨張して見えたり、実際の位置よりせり出して見える特性があります。この「膨張色」の性質を利用して、重要な要素を目立たせることができるんです。​
特に鮮やかな赤やピンクは刺激が強い色で、人の目を注目させる力があります。漫画のコマ割りや構図で、読者の視線を誘導したい部分に暖色系の強い色を配置することで、効果的な演出が可能になります。​
補色の対比を使った視線誘導も効果的です。暖色系の赤に対する補色である青緑を小さく配置することで、強い対比効果が生まれてお互いの色を引き立て合います。​
配色では、メインカラーとアクセントカラーの使い分けを意識することが重要です。ある色をメインカラーにし、他の色をアクセントカラーとして少量使うことで、視線が自然と重要な部分に向かうようになります。​

暖色系の光と影の表現テクニック

光と影の表現で暖色系を使う際には、色温度の理解が重要になります。暖かい光源からの光は暖色系で表現し、その影には若干寒色を混ぜることで、自然な立体感が生まれます。​
寒色系と暖色系を通して影の色を学ぶことで、より深みのある表現が可能です。暖色系の光が当たる部分と、寒色系の影の部分のバランスを取ることで、リアリティのある陰影表現ができます。​
白色系に暖色系を重ねることで、光の反射が作る色を表現することもできます。表面と内部のステイン法を使い分けることで、透明感のある暖色表現が実現します。
参考)https://www.semanticscholar.org/paper/6257eed06766f9ce78ec9118d1056b43bc551ef2

暖色系と寒色系の関係性を理解することも大切です。白色系に暖色系と寒色系を組み合わせることで、複雑な色味を持つ立体表現が可能になり、漫画のカラー原稿に深みを与えられます。
参考)https://www.semanticscholar.org/paper/4dc5b7696623e3ed989f57088260eeb9d83164de

暖色系を使った印象的なコマ作り

漫画のコマで暖色系を効果的に使うには、モチーフとカラーパレットの両方を意識することが重要です。レトロな雰囲気を出したい場合は、人情や温かみを感じられるような暖色で統一した配色が効果的なんです。​
週刊少年ジャンプなどの漫画雑誌では、ページに緑、赤、黄色などの色分けがされています。白だけでなくオレンジやグリーン、イエローといった色のついた紙が使われており、これも読者の目を引く工夫の一つです。
参考)週刊少年ジャンプ等で使用している用紙?ページ?は何で緑、赤、…

配色を考える際は、まず全体のバランスを見て、どこに視線を集めたいかを決めることが大切です。暖色系の鮮やかな色を使う部分と、落ち着いた色を使う部分を計画的に配置することで、メリハリのあるコマ作りができます。

 

印象的なコマを作るには、色相の使用量を同じにせず、メインカラーを決めて他の色をアクセントとして使うことが基本です。この原則を守りながら、暖色系の心理効果を活かした演出を加えていくことで、読者の心に残るコマが生まれます。​