
イラストの描き方なんかでもシワの描き方は重要で、シワの描き方を解説した本がたくさん出ています。
でも、SNSマンガをスピード重視で作っていく当サイトとしては、あまり時間をかけずに、簡単にシワをちゃっちゃと入れたい!
そんなズルい方法はあるのか!?
当サイトでは、「それっぽいしわを描いた見本を用意する」「毎回、それを見てしわを描く」ことにしました。
例によって、amazonアンリミ本などを読みまくって、シワの描き方を調べました。
そして、使えそうなのが2つ。
順に見ていきましょう。
amazonアンリミにて、シワの見本をまとめたものを見つけました。
まずこれ。
ポーズつきの、セーラー服のシワパターンが100枚、ひたすら続きます。
目的のポーズに近いものを探して、描き写すだけという簡単さ。
他にも、ブレザーとかスカート(丈短め、長めVerあり)、ギターJKのシワパターンがあります。
ラクガキラボという個人の方が出版しているのかな…バリエーションは少ないものの、汎用性はありそうですよね。
何より、写すだけだから簡単。
こちらは、「シワの発生地点はココだ!」っていう箇所を決めて、毎回その部分だけシワを描くというやり方。
服のシワ、これをやってしまうと”素人感”丸出しに…。シワ上達のための考え方と描き方を解説|ReL@セルフ解説系イラストレーター
この解説ではシワの発生ポイントを「力点」として解説しています。
女性の場合を例にすると、力点は肩、胸、ボタン、肘、服をインしている箇所、ソデに現れるとか。
シワの種類は2つ、「ひっぱりじわ」と「たるみじわ」。たるみじわのほうは、輪郭の形にも影響が現れる折りたたまれたシワです。
実際に、シワを入れてみましょう。
わかったような、わからないような…。(今回、服が半袖だったので、肘のたるみじわはナシ。作例が悪いんじゃないの…?)
とにかく今は、「のっぺり感」がなくなる程度に、シワを入れられればヨシとします。
あまりシワだらけにすると、印象が重くなるというか…変にリアル感が出るので、ほどほどがよさそうです。
シワって、きれいな曲線を連続で引く必要がありますね。
上手に曲線をシャッと引けない初心者はどうしたらいいのでしょう?
「実は曲線ツール」というクリスタの機能が、そうとう使えます。
クリスタのペン入れツール 神がかった入り抜き曲線を一発で描く
プロがシャッと引いたような曲線が、マウスぽちぽち操作で、シロートでも簡単に引けるツール。これを使わない手はない!
あとはお好みで、ベクターレイヤーでシワを作るという方法もあります。
でも、シワづくりの作業としては、曲線ツールをラスターレイヤーに対して使うのが一番簡単な気がします。
当サイトでの漫画制作方法では、胴体は3DCG。
なので、上記の書籍を参考にシワを描き込んだものを用意します。
前面と後面を用意しておいて、あとはこれを見ながら適当にシワを入れれば、それっぽくなるでしょう。
仕上げのときに、「シワが多すぎるな…」とか「シワがなさすぎだな…」という自分の感覚に従って、シワの数を増減します。
基本的に、輪郭に影響が現れないシワは省略してもどうにかなる(気がする)ので、削るときはそこを削る感じでいきます。
クリスタ素材にも、シワ参考用の3Dモデルというものがありました。
>うさこの洋裁工房 - CLIP STUDIO ASSETS
「うさこの洋裁工房」というかたがリリースしているシリーズで、着物やジャージ、ワンピースなどけっこうなバリエーションあり。
基本的に有料アイテムですけど、これを参考にシワを作ってもいいかも知れませんね。
しわをざっくり描いてくれるブラシというのも素材として入手可能です。
よさげだったのはこれ。
楽しわブラシ 200Clippy
シーツとか布団用っぽいですが、シワがいい感じ。
もう一個。
シワブラシ 10Clippy
こちらもシーツ、布団用っぽいです。
エロ漫画用かな…。