漫画の描き方 小学生向け漫画の入門

漫画の描き方 小学生向け漫画の入門

小学生が漫画を描く際の基本的な技術や心構えを紹介します。キャラクターの作り方からストーリー構成まで、楽しみながら上達するポイントを解説しています。あなたも漫画家デビューの第一歩を踏み出してみませんか?

漫画の描き方と小学生の基礎知識

漫画を描く基本ステップ
✏️
アイデアを考える

面白いストーリーや個性的なキャラクターを思い浮かべる

📝
ネームを作成

簡単な絵とセリフでストーリーの流れを作る

🎨
下書きと清書

ネームを元に詳細な絵を描き、仕上げる

 

漫画の基本的な道具と準備

小学生向けの漫画の描き方で人気の本は、コレ。

 

しんもと流マンガキャラの描き方
描けるようになりたい!なら読んでみて。超かんたん!しんもと流マンガキャラの描き方

 

登録者数90万人のYoutuberが書いた本です。

 

風船のふうこ

 

「顔を描いた風船をイメージして、キャラの顔を描く」という感じがわかりやすい。漫画の描き方を漫画で解説してるので、読みやすいのもポイント。

 

あと、実際に読んでみて、小学生にささると思ったのはコレ。

 

漫画解説本「漫画家庭教師なお先生」の7話目に、主人公の妹の小学生が、はじめて描いた漫画でツイッターに投稿し、いいねをたくさんもらうという話があります。

 

いいねをもらう

 

漫画家庭教師なお先生
漫画家庭教師なお先生~新人漫画賞を獲るための簡単ストーリー創作法~

※妹の小学生が漫画を描く話は7巻

 

実は、投稿したタイトルとプロフィールにちょっとした工夫をしただけで、漫画自体が評価されたわけではないのですが…

 

漫画を描きたいという動機自体が、マンガを描いて面白いと言われたい!という人がほとんどだと思いますので、最初のうちはコレでよいのかも知れません。

 

ただ、小学生がネットにマンガ投稿って難しくない?

 

このとき、小学生の妹になお先生が教えた投稿の方法はこうでした。

 

  • まず、自由帳など、紙にマンガを描く。
  • スマホで撮影して投稿する。

 

たしかに十分かも。

 

デジタルツールでの制作が難しくても、原稿をスキャナーで読み取って画像化し、投稿することもできます。

 

※パソコンやスキャナー、画像加工ソフトなどが家にある場合。

 

さて、アナログで漫画を描くために必要な基本的な道具は、鉛筆、消しゴム、定規、そして画用紙やスケッチブックです。

 

これがあれば、マンガを描いて、投稿することが可能です。

4コマ漫画からストーリー漫画への発展

漫画を描き始める際は、4コマ漫画から始めるのがおすすめ…とよく言われます。

 

4コマ漫画は、起承転結の構造で短いストーリーを作ることができ、漫画の基本を学ぶのに適しています。

 

  1. 1コマ目:状況設定(起)
  2. 2コマ目:展開(承)
  3. 3コマ目:クライマックス(転)
  4. 4コマ目:オチ(結)

 

でもこれって、結構ハードル高くない?

 

4コマにまとめるのって、けっこう高度な技術だと思うんです。

 

私は4コママンガって、「全然オチが面白くないな。うーんうーん…」って、ずっと悩んだりしました。

 

だってさ…「4コマ漫画の描き方」がこれですよ。

 


高知文化進行事業団より

 

この研ぎ澄まされたフクちゃんの4コマ。

 

絵だけ見たら真似できそうですけど、これを1から作るとかハードル高すぎない?

 

なので、最初は起承転結にこだわらず、とにかく4コマぶんの絵とセリフを作って「マンガっぽいものを作る」ほうが良いかも知れません。

 

漫画のストーリー作りと構成のヒント

面白い漫画を作るには、魅力的なストーリーが欠かせません。小学生の皆さんは、自分の経験や想像力を活かしてストーリーを考えてみましょう。学校での出来事、友達との冒険、夢の中での不思議な体験など、身近な題材から始めるのがよいでしょう。

 

日記風とか小学校あるあるネタとかが、狙い目。

 

ゼロから想像でストーリーを作るよりも、実際に自分が体験して驚いたこととか、楽しかったと思ったこと、しんどかった、辛かったという出来事を漫画にするのも良いでしょう。

 

「あるある」だけだと弱いので、そこからスタートしてオチに持っていけるとなお良いですね。

 

あるあるからオチへの持って行き方の例
 ↓
関連)漫画のあるある展開崩しで、SNSマンガを描く方法

 

漫画の描き方における小学生向け独自テクニック

小学生が漫画を描く際、ゲーム感覚で漫画の練習になる、独自テクニックをいくつか紹介します。

  1. 感情カード作り:
    様々な表情を描いたカードを作成し、ランダムに引いて、その表情のキャラクターを描く練習をします。これにより、多様な感情表現を学ぶことができます。
  2. コマ割りゲーム:
    1ページ分の空白のコマ割りを用意し、友達と協力して1コマずつストーリーを作っていきます。予想外の展開を楽しみながら、コマ割りの感覚を身につけられます。
  3. 擬音語コレクション:
    日常生活で聞こえる音や、想像上の音の擬音語を集めてノートに書き留めます。これを漫画に活用することで、より臨場感のある作品が作れます。
  4. キャラクター変身チャレンジ:
    既存のキャラクターを別の職業や年齢に変身させて描いてみます。これにより、キャラクターデザインの幅を広げることができます。
  5. 背景スケッチ日記:
    毎日、身の回りの風景を簡単にスケッチする習慣をつけます。これにより、背景描写のスキルが自然と向上します。

 

これらのテクニックを楽しみながら実践することで、漫画の描き方の基礎を無理なく身につけることができます。また、友達と一緒に取り組むことで、互いに刺激し合いながら上達することができるでしょう。

 

こちらは、小学校2年生が描いたマンガを添削している例です。

 

小学生もマンガを学びたい!お子様でも楽しく確実に! - 漫画スクール☆はまのマンガ倶楽部

 

マンガスクールの宣伝用なのですが、添削後はそれっぽくなっていますね。

 

たぶんこの子は、めちゃめちゃ自由に考えてコマ割りも変則的なものにしたんでしょう。でも読みづらい。

 

読みづらいけども、その工夫は素晴らしいと言ってあげたい。

 

ある程度は漫画の基本法則に従って、中身で勝負するのが良さそうです。