
魅力的な「キャラ顔」の描き方
漫画のキャラの顔を、喜怒哀楽の細かいレベルで解説している本。顔のパーツをどう動かせば細かい感情が伝わるかを調べるのにいい感じ。「最高のイラストを作り出す!」シリーズの第一弾
キャラの表情に関しては、この本が一番網羅されてる感じ。
よくある「喜怒哀楽」をもう一段階掘り下げて、同じ笑うにしても「静かに笑う」「ニヤリと笑う」「高笑い」などのバリエーションを見本つきで解説。
さらに秀逸なのは、「快活なキャラ」とか「おとなしいキャラ」とキャラを固定して、表情だけ変えたパターンを紹介している点。キャラ固定の別表情って、他の解説本だとないんですよね。同一ページ内のキャラはひとりの作者が描いているっぽいです。(イラストレーター自体は複数参加)
コメントにも「かゆいところに手が届ききらない感じ」とあるように、さすがにキャラタイプ別の表情全網羅とはなっていません。ただ、現行の表情解説本の中では、辞書的に使うにはいちばんの本だと思いました。
アンリミ本の中では、表情の描き方解説としてコレが一番でした。
サンプル数なら、デジタルイラストの「表情」描き方事典 想いが伝わる感情表現53 (デジタルイラスト描き方事典)のほうが多いんだけど、同一人物の別表情というのがなくて、全部別人物になってる。でもそれだったら、ネットの画像検索とかでも出てきそうだからなぁ。
やっぱ同じキャラで、感情だけ変わる表情がまとまっているという点で、手元に置いておきたい本。
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